2018.11.30
舞台挨拶に登場した声優陣&監督たち
大ヒットお礼舞台挨拶や、スペシャルイベント「メトフィエスナイト」が開催されているアニメーション映画『GODZILLA 星を喰う者』。ゴジラ映画史上初のアニメーション映画『GODZILLA』三部作の最終章です。東京国際映画祭のクロージング作品としても上映された本作は、大画面でその迫力に圧倒されてほしい作品です。
11月10日にTOHOシネマズ新宿にて開催された公開記念舞台挨拶には、宮野真守さん、櫻井孝宏さん、花澤香菜さん、上田麗奈さん、小澤亜李さんら豪華声優陣と、静野孔文監督、瀬下寛之監督が登壇しました。
アニメ「GODZILLA」シリーズ最終章『GODZILLA 星を喰う者』
宮野さん「ハルオとともに生きた2年間」
ゴジラへのそれぞれの「想い」を語るキャスト陣。花澤さんは白いドレスで可憐に登場
主人公・ハルオを演じた宮野さんは、冒頭のあいさつで「この2年間、ハルオとともに生きていたと再認識しました」としみじみと語ります。今回の舞台挨拶は本編上映前に開催されたこともあり、ネタバレは厳禁!ということで、キャスト&監督によるトークは、解禁済の予告編をベースに展開されました。
祈りのシーンを再現?!する宮野さん、櫻井さん
予告編に登場するいくつかのシーンをピックアップ。スクリーンに映し出されたシーンについて、登壇者のコメント付きで本編の“謎解き”をしていくという企画です。選ばれた3シーンは、「ハルオがユウコの寝顔を見つめるシーン」「ハルオがマイナ or ミアナを抱きしめるシーン」そして「メトフィエスの祈りのシーン」というラインナップ。
最初の2シーンに関しては、ハルオがなかなかの女ったらし?! というツッコミがあり、宮野さんが「(シーンの)見せ方がよくない! 」とハルオをフォローする場面も。中でも盛り上がりを見せたのは、櫻井さん演じるメトフィエスの祈りのシーンです。出演陣から別名「企みのシーン」と指摘された櫻井さんは、「何も企んでいません」と笑顔で切り返していました。
櫻井さんの“音色”に心をかき乱される!!
宮野さんに絶賛される櫻井さん
宮野さんはメトフィエスを演じた櫻井さんの声を絶賛します。ハルオと対立しながらも、メトフィエスの言葉には棘がない。だからこそ、心がかき乱されたとアフレコの様子を振り返ります。「世界で櫻井さんにしか出せない“音色”」と櫻井さんの声を絶賛する宮野さんに対して、櫻井さんは少し照れながら「ここは太字でお願いします!」と取材陣にアピールする場面もありました。
そして、櫻井さんはメトフィエスのハルオに対する“愛”について解説。最終章となる本作で、メトフィエスがハルオの名前を連呼していることに触れ、「愛が爆発しています」と笑みを浮かべていました。
全力を込めて作った作品で生きざまを見せる!
作品に込めた熱い想いを語る宮野さん
子供の頃の自分にとって、ゴジラはかっこいいヒーローだったと振り返る宮野さん。大人になった今、ゴジラに触れ、この作品を作り上げたことで、ゴジラの生まれた理由をたどることができたと話します。キャラクター設定の奥深さを知ることで、改めてゴジラが愛される理由を再認識したそうです。
本作に全力を込め、生き様を見せたと語る宮野さん。キャスト、スタッフ全員で作り上げた自信作。本作に込められたたくさんの想いを感じてほしい。さらに、その想いが世界中に広がってほしいと熱く語っていました。
ついに完結するアニメ映画『GODZILLA』シリーズ。三部作が揃ったこの機会に、改めてゴジラの魅力に触れてみては?
取材・文/タナカシノブ