コピーしました
お使いの端末は
この機能に対応していません

第11回『ワンダー 君は太陽』でできる人生の予習とは!?

ライフスタイル

2018.11.16

2019.12.01

akapen_600-420

 

”人生の予習”と捉えると、映画ほど役立つものはない

 

映画コメンテーターという肩書きを背負う前から映画が大好きでした。10代から1年に何百本という数の映画を観まくる生活を続け、運よく今は映画コメンテーターなんて仕事をやらせてもらってます。

なんでこんなにたくさんの映画を観てきたのか。その理由の一つは、「人生の予習」ができたから。映画を観る時、自分の未来を想像しながら見ることがよくありますよね。独身時代の恋愛映画なら「そうか、こういう女性と付き合うと、こうなるかもしれない…」とか、結婚後に夫婦がテーマなら「なるほど、喧嘩になるのはこのパターンか」とか。宇宙からの侵略者が来た時は海よりも山に逃げる、ゾンビが出た時は単独行動しない…とか。

こうして振り返ってみると、こんなに僕の人生に映画が役立っていたのか…と感慨深い。たくさんの映画を観る中で、これから起こる人生の試練に備えた予習をしていたのだと思います。

今回は読者のママさんにもこの「予習」を意識して、ご覧いただきたい映画を紹介したいと思います。

 

akapen201811

▲鴨川シーワールドにて、魚になりきる息子・晴太朗。映画で人生の予習をたくさんしてきたつもりだけど、息子は想像していた以上にかわいい存在だ。

 

<一つ前の作品に戻る> 映画『I am Sam アイ・アム・サム』に完璧なママより大切なことを学ぶ

 

 

赤ペン瀧川のママに捧ぐ映画
第11回 スティーヴン・チョボスキー監督作品
『ワンダー 君は太陽』

今年の6月に日本公開、そして本日、11月16日にDVDリリースという絶好のタイミングでのご紹介となりました「ワンダー 君は太陽」でございます!

監督はスティーヴン・チョボスキーさん。「ウォールフラワー」という小説を書き上げ、作家として高い評価を得た上に、自身が書いた小説を原作に監督として映画化。そして、様々な賞を取りまくった多才な男です。

主演は以前ご紹介した映画『ルーム』で注目された天才子役のジェイコブ・トレンブレイ、その母親役にジュリア・ロバーツ。公開した途端にめちゃくちゃ話題になり口コミでヒットしていった映画です。

主人公のオギーは10歳。でも、いわゆる普通の子ではありません。遺伝子の疾患により、人とは違う顔で生まれてきたからです。

akapen201811

▲オギーは生まれてから27回もの手術を受け、学校に行くことはできず、ずっと自宅学習をしてきました。そんな彼がついに学校に通うことを決意します。

 

彼の初めての登校から1年間の学校生活と、その家族や友人たちを描いた作品です。10歳の、人とはだいぶ違う少年の学校デビュー…という、もう…どう考えても色々とヤバいところから始まり、案の定というか、観客の想像よりも上をいく様々なできごとが巻き起こります。

原作の誕生秘話も
ママが起こしたワンダー(奇跡)だった

 

映画をご覧いただく前に、ぜひ知っていただきたいのは原作の誕生秘話です。作者はR・J・パラシオさん。夫と、2人の息子と暮らすママさんです。

彼女はグラフィック・デザイナーとして様々な小説の表紙をデザインする仕事をしていて「いつか小説を書きたい」という夢を持っていました。そんな彼女が2人の息子とアイスクリーム屋さんに出かけた時に、頭部の骨格に障害のある女の子を見かけたそうです。3歳になる次男は、その女の子を見た途端に大声で泣き出したそうです。それを見た上の子も持っていたシェイクをこぼしてしまったのだとか。

すると、その女の子の母親がとても穏やかな声で「それじゃ、そろそろ行かなくちゃね」と言い、その場から立ち去ったそうです。その言葉にパラシオさんは胸を打たれました。そして、その場でどういう態度を取るべきだったのかを考え続けた結果、話しかけるべきだったと思ったそうです。息子が泣こうが関係ない。怖がることはないんだ、と教えてあげて、女の子とその母親に話しかけるべきだったと。

そんな経験をもとに初めて書いた小説が「ワンダー」です。そしてその小説は全世界で翻訳され、800万部突破という偉業を成し遂げました。アイスクリーム屋さんで出会った特別な子どもと、夢を持ったママさんがこの奇跡を生み出したのです。

 

akapen201811

▲空想の中のオギー。もちろん、オギーもタイトル通り”奇跡(ワンダー)”を起こしていきます。

 

オギーを中心に描かれる、その周りの大人たち

 

コラムの冒頭に、この映画で人生の予習をしようじゃないか!と書きました。どういうことかというと、この映画はオギーという少年を取り巻く子どもたちだけでなく、大人たちの人間模様も描かれています。もうね、言ってしまえば“いろんな大人の展覧会”です。

 

akapen201811

▲学校で出会う校長先生や担任教師、そして、オギーが出会うクラスメイトとその親御さんたち。もちろんオギーのママやパパも。素敵な大人と、そうじゃない大人がたくさん登場します。

 

これから先、自分はどんな大人になるべきか、パパとして、ママとして、どんな夫婦であるべきかを考え、発見することになるでしょう。

僕の息子は現在4歳。初めて保育園に行く時に感じたあのドキドキを思い出しました。仕事をしていても、息子は保育園で楽しく過ごせているかをずっと心配してました。これから先、小学校、中学校、高校と進学するたびにドキドキしながら見送ることでしょう。そして、自分がそうであったように、新しい世界に飛びこむ時には様々な苦労と試練があるはずです。

それをどうサポートし、見守り、励ますか。それとともに、自分がどんな大人になるべきかを考えていかなくてはいけないと、この映画から教わりました。

僕の仕事がないからって、息子を保育園に送ったその足で映画館に行ったりしてる場合じゃないんだと。いや、それは仕事だからいいのか。息子が成長するように、大人の僕も成長しなければ!

 

こんな素敵な家族はハードルが高いけど!

 

ポンコツパパの僕はもちろん、ご覧になるママさんも…もしかするとジュリア・ロバーツが演じる母親スペックの高さに打ちひしがれてしまったりするかもです…。

それでも、彼女がどんな風に子どもを励ましたか、応援したか、そして、叱ったか。その一つ一つを自分の実人生に生かしていこうじゃないかと思いながら僕はこの映画を観ました。

 

akapen201811

▲そしてオーウェン・ウィルソンが演じる父親のユーモアが家庭を明るくしているところにもグッときました。このユーモアっぷりな振る舞いは、父親として超大切に違いない。僕もぜひ真似したい!

 

明日からも嫁と息子を笑わせていこう!そう思って皆さんにもオススメすることにしました。読者のみなさんもよい週末を!

 

akapen201811

▲白バイにまたがりヒーロー気分を満喫中の息子・晴太朗。でも目が虚ろ…。

[DVD Info]
『ワンダー 君は太陽』

akapen201811

監督:スティーヴン・チョボスキー/キャスト:ジュリア・ロバーツ、ジェイコブ・トレンブレイ、オーウェン・ウィルソン/価格:Blu-rayスペシャル・エディション【初回限定生産】¥6800+税、Blu-rayスタンダードエディション ¥4800+税、DVDスタンダードエディション¥3900+税/発売元:キノフィルムズ、木下グループ/販売元:ハピネット

Wonder (C)2017 Lions Gate Films Inc. and Participant Media, LLC and Walden Media, LLC. Artwork & Supplementary Materials (C)2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

 

<次の作品紹介を読む> 映画『ワンダー 君は太陽』でできる人生の予習とは!?

あなたにオススメの記事

ライフスタイルテーマ : 【映画】その他の記事

映画
もっと見る