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第6回|余命僅かのママが4歳の娘に教えた大切なこと…『はなちゃんのみそ汁』

ライフスタイル

2018.09.07

2019.12.01

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この夏こそ、パパ力&家事力をあげるはずだったのに…

CHANTOをご覧のママさんこんばんは。映画コメンテーターの赤ペン瀧川です。楽しかった夏休みは終わったと思いきや、大きな台風は来るし…きっと、みなさんも忙しい毎日をお過ごしかと思います。

僕はといえば、ドラマの撮影が終わったと思ったら、今度は舞台の稽古に突入しました…。かろうじて、息子を保育園へ送ってはいますが、そのほかはさっぱりです。こんなはずじゃなかった。この夏こそ、グイグイとパパ力&家事力を上げていく予定だったのに…妻には大変申し訳ない。

 

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▲ドラマ撮影のクランクアップと同時に、上野の国立科学博物館へ。様々な標本に大興奮だった息子・晴太朗。

 

このコラムも第6回を迎え、読者のママさんたちにも「そろそろ、赤ペン瀧川のポンコツぶりもましになったのでは?」と期待していただいているかもしれない。やばい、そろそろ本気を出さねば!

と言いながら映画を選びだす僕…。

今回ご紹介する映画は、僕が家事力アップのために覚えたい“みそ汁”がキーワードの1本です。しかし、ただのみそ汁ではありません。4歳の女の子が作る、「うまか〜!!!」と思わず叫んでしまう、おいしくて、心温まるみそ汁のお話です。

 

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▲阿波踊りを見に行くも爆睡する息子・晴太朗。パパ力を上げているという証拠写真を撮りたかったのに、なんだかイマイチだ。

 

<一つ前の作品紹介に戻る> 親になったらぜひ見返して欲しい名作…『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』

 

ママに捧ぐ映画 第6回 阿久根知昭監督作品
『はなちゃんのみそ汁』

この作品は、乳がんを患うママが闘病中に綴ったブログが書籍となり、その実話をもとに映画化された作品です。主人公はママである千恵さん、夫の信吾さん、そして、闘病中に出産した長女・はなちゃんの3人。

ストーリーはふたりがまず出会うところから。付き合いはじめ、結婚を考えた時に…がんが発見されます。まるで、誰の身にでも起こるかの如くです。ふたりはがんと戦う日常を、なんとか明るく過ごそうとします。ただ、医師には治療のために、子どもは諦めるよう宣告されていました。

しかし、その一年後に妊娠。出産する事でがん再発のリスクが高まる事を知った夫婦は悩みますが、産もうと決意します。無事に出産を終えて3人家族となった幸せも束の間、千恵さんのがん再発が発覚。それでも、家事と育児、そして闘病という大変な日々を、前向きで穏やかに過ごしていきます。

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▲千恵さん役を広末涼子さん、信吾さん役を滝藤賢一さんが演じ、仲のいい可愛らしい夫婦の姿に癒されます。

 

時間がないから、伝えたいことは一つだけ

そして、千恵さんの全身にがんの転移が見つかります。自分の余命が僅かだと知った千恵さんは何をするのか? 

それは4歳になる娘・はなちゃんに、料理を教えることでした。

 

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▲「おみそ汁だけはちゃんと作れるようになっとき」と日々練習しながら、健康を支える食事の大切さを教えていきます。ある日はみその作り方、またある日は鰹節の削り方。出汁の取り方に、豆腐の切り方…

 

なんだこのお母さん!え、ママってこんなに強いのか!? 

僕にがんが見つかったら、全ての仕事を放っぽり出して旅行に行きます。暴飲暴食をするに決まってます。しかし、千恵さんは笑顔でみそ汁の作り方を丁寧に教えます。そのおみそ汁は、とても、とてもおいしそう。

 

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▲台所で料理を教えるだけのシーンなのに…涙が溢れます。

 

千恵さんが伝えたいことは、毎日をしっかり生きること。そのために、まずはおいしい朝ご飯を食べること。

確かに…うちの嫁さんもどんなに忙しくても息子に朝ご飯を作ってる…あれはそういうことなのか。もう息子の果物をこっそり半分食べたりしません。

母親が子どもたちに伝えたいことはそれぞれでしょう。できるだけたくさんのことを教えてあげたいだろうと思います。しかし、残された時間が少ないと分かった時、何を伝えるべきなのか? 

この映画は、自分なら何を伝えてあげたいかを考えるキッカケを与えてくれます。僕なら…。なんだろう。でも、いい映画をたくさん観て、笑ったり、泣いたりして欲しい。いろんな人の気持ちがわかる男になって欲しいから。

 

ただ、隣で映画を観てくれるだけで幸せなんだ

正直に言うと…こういう映画を観るのはツラい…絶対に悲しい気持ちになるし…。“元凄腕のCIA捜査官がテロを防ぐために孤軍奮闘!”みたいな筋肉と爆発をテーマにした映画なら悲しい気持ちにはなりませんが。

とくに、結婚して子どもが生まれてから観ると…かなり気合いを入れて見ましたが、やはり号泣しました。泣かずに見ることはできませんが、夫婦で観て、一緒に涙を拭いたら…きっとお互いに感謝できるはず。ただただ、隣にいてくれるって素晴らしい!

そしてこの映画、パパ目線で観ていると、勉強になるシーンもなんと多いことか。滝藤賢一さん演じる夫・信吾さんの振る舞いが完璧です。

 

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▲愛する妻の闘病中、率先して家事と育児をこなしていきます。そして、さり気ない気遣い、妻には見せない努力、娘への接し方…常に明るく過ごしている姿にグッときます。

 

仕事の疲れも、自身が置かれた悲しい立場も丸ごと飲み込んで奮闘する姿に同じ夫として、「もう…勉強になります!」と背筋が伸びる気持ちです。

ぜひ、ママさんだけでなく、夫婦でご覧いただきたいと思います。きっと自分たち家族のかけがえのなさを実感する時間になるはずです。

 

[DVD Info]
『はなちゃんのみそ汁』

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原作 : 安武信吾・千恵・はな「はなちゃんのみそ汁」(文藝春秋刊)/脚本・監督 : 阿久根知昭/キャスト:広末涼子、滝藤賢一、一青窈

価格:愛蔵版セルBlu-ray/5800円+税、セルBlu-ray/4800円+税、セルDVD/ 3800円+税/発売元:「はなちゃんのみそ汁」フィルムパートナーズ、販売元:オデッサ・エンタテインメント/©2015「はなちゃんのみそ汁」フィルムパートナーズ

 

<次の作品紹介を読む> 恋愛系が苦手な映画コメンテーターが選ぶ、大人の恋愛映画No,1!

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