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理想を追い求める女のひと夏の恋が燃え上がる!『女と男の観覧車』

ライフスタイル

2018.06.27

女と男の観覧車ポスタービジュアル

(C) 2017 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.

「もっと素敵な人が現れる」「今の自分は本当の自分じゃない」と今の自分に満足できず、理想を追い求めてしまう気持ちに少しでも共感できる!という方はこの作品、ハマってしまうかもしれません。

 

『タイタニック』から21年。すっかりオスカーの常連となったケイト・ウィンスレットの最新作『女と男の観覧車』は、ウディ・アレン監督との初タッグ作品です。美しさと演技にますます磨きがかかり、進化し続ける女優ケイト・ウィンスレットが、また新たな境地を魅せてくれた女と男の物語をご紹介します。

 

恋に落ちた相手は年下のイケメン大学生

 

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(C) 2017 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.

 

遊園地内のカフェでウェイトレスとして働くジニー(ケイト・ウィンスレット)は、再婚した夫のハンプティ(ジム・ベルーシ)と自身の連れ子のリッチー(ジャック・ゴア)とともに、遊園地内の観覧車が見える部屋で暮らしています。

 

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(C) 2017 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.

元舞台女優のジニーは、生活に追われるだけの毎日に不満を抱えています。「私の人生、こんなはずじゃなかった…」「女優の私は輝いていた」と嘆いてばかりいるのです。平凡な毎日を送るジニーの目の前に現れたのが、海水浴場でライフガートと働くイケメン大学生のミッキー(ジャスティン・ティンバーレイク)です。

 

作家を目指しているミッキーの口説き文句は、はたから見れば「クサイ」と思われてしまうもの。しかし、「もっと素敵な男性に出会える」と夢見るジニーは、コロリと恋に落ちてしまうのです。

恋のライバルは若くて美しい夫の娘

 

不満を抱え、冴えないオーラを醸し出していたジニーが、キラキラと輝き始めます。ミッキーとのデートに向かうジニーは、とにかく魅力的。美しすぎるオーラを撒き散らし始めます。

 

ウェイトレスの制服を脱ぎ捨て、体のラインくっきりのワンピースや、女神のようなサマードレス、色気ムンムンの開襟シャツなど、自身の魅力を最大限に引き出すおしゃれテクニックで年下男子をメロメロにしちゃいます。

 

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(C) 2017 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.

 

夏休みが終われば、ミッキーは元の生活に戻ってしまう…これはひと夏の恋。と割り切らないのがジニーらしいところ。ジニーはミッキーとの将来を本気で夢見始めます。そんなとき、夫ハンプティの娘キャロライナ(ジュノー・テンプル)が現れます。ここから、歯車が狂い始めるのです。

感情のおもむくままに生きるジニーが辿り着くのは…

 

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(C) 2017 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.

 

人生に疲れ切った姿のジニーが、恋に落ちてキラキラと輝き出す。恋の力ってこんなにすごいものなのか!と感心すると同時に、ジニーの生き方ってどうなの?とも考えさせられます。

 

ジニーはどんな自分にも満足しないタイプの女性です。安定を求めながらも、刺激を欲しがる。真実の愛に憧れながら、未来のない恋に溺れてしまう。常に“ここではないどこか”に“もっといい人生”を求めてしまうのです。

 

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(C) 2017 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.

 

愛する息子がいたら、年下男子との恋に溺れ、未来を描いたりしないものですよね。しかし、ジニーは夢見てしまうのです。放火癖のある問題児の息子を叱りつけるシーンが度々登場するのですが、「火遊びしているのはあなたでしょ、ジニー」とツッコミたくなってしまいます。かなり皮肉なシーンなので、必見です。

 

ジニーが住むのは窓から観覧車が見える部屋。ロマンティックに見えますが、同じ場所を廻るだけ、どこにも行けないジニーの立場と重なります。また頂上にたどり着いたら、あとは下っていくだけ。ジニーの恋をよく表しているなと感じます。

ケイト・ウィンスレットの圧倒的美しさ

 

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(C) 2017 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.

 

“女”としての欲求を満たすため、感情のおもむくままに生きるジニー。母親として、妻として、どうなの?と感じながらも、なぜか憎めないのは、ケイト・ウィンスレットの演技力によるもの。コニーアイランドの風景の美しさと相まって、圧倒的な“美”を表現するケイト・ウィンスレット。年下男子でなくても引き込まれてしまいます。

 

ウディ・アレン作品らしく、音楽も映画を素敵に彩っています。そして、注目したいのは、ジャスティン・ティンバーレイク演じるミッキーの語りかけです。スクリーン越しの観客に向かい、ちょっぴり詩的にストーリーを語りかけます。

 

つまらない日々、抜け出せない現実など、そのままでは痛みや暗さを強く感じる作品ですが、ミッキーの語りがあるおかげで、お芝居を見ているような感覚になれるのです。これは現実じゃない、と。

 

レトロな雰囲気漂う50年代のコニーアイランドで繰り広げられる、女と男の物語。ジニーの恋は、“ひと夏”で終わってしまうのでしょうか。映画の中だけなら、こんな開放的な恋もアリ?!

[作品情報]

『女と男の観覧車』

◉脚本・監督:ウディ・アレン

◉出演:ケイト・ウィンスレット、ジャスティン・ティンバーレイク、 ジュノー・テンプル、ジム・ベルーシ

◉上映時間:101分

◉提供:バップ、ロングライド

◉配給:ロングライド

◉(C) 2017 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.

◉公式HP www.longride.jp/ kanransya-movie

◉丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほかにて、大ヒット公開中!

文/タナカシノブ

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