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田中美保「365日ダイエットしなきゃ」と思い悩んだモデル時代

ライフスタイル

2021.12.16

2021.12.18

ソファ上での撮影に応じる田中美保さん

20代の頃はワーカーホリック気味に働いていました」と話すのは、モデルの田中美保さん。10代でモデルデビューして、今もなお第一線で活躍し続けています。しかし、華やかな世界とは裏腹に、不安や焦り、体型維持など見えない努力も重ねていたとか。2児の母親になった30代の今、田中さんが思うこととは。

門限は18時半。仕事の時だけは遅くても怒られない

── 小学生の時のスカウトがきっかけで、モデルの仕事が始まったと聞いています。30代になった今、10代から振り返って、仕事に対してどんな気持ちの変化がありますか?

 

田中さん:

10代の頃は、ただただ楽しかったですね。制服を着たまま現場に行って、わりと自由にやらせてもらっていました。高校生になっても「モデル1本で頑張ろう!」といった気持ちもまだなく、他にもバイトをしていたんですよ。

 

コンビニでもバイトしていたし、ガソリンスタンドでは「オーライ、オーライ!」って、手を振って、車の誘導もしてました(笑)。私の実家は門限が18時半だったんです。でも、仕事で遅くなる分には怒られない。それだけでも楽しかった記憶があります。

 

── この世界に入ることに対して、ご両親の反対はありましたか?

 

田中さん:

なかったですね。スカウトされたのが10歳、小学校4年生の頃。親からは「やるのは自由。お母さんはいっさい関与しないから。オーディションも、1人で電車に乗って受けてくるならいいよ」って。「それができないんなら辞めてね」とも言われました。私は記憶が曖昧ですが、当時「一人じゃ行けない!」って泣いていたらしいです(笑)。

競争が激しい世界でつねに不安があった

── それを乗り越えての今ですね。20代はいかがでしたか?

 

田中さん:

20代になると、意識がガラッと変わりました。短大卒業後の進路を考えた時、この先、モデルを続けるか、他の仕事につくか迷ったんです。こういった仕事は若いうちだけ。すぐに需要もなくなるし、こんなに長く続くとは思ってなくて。

 

散々考えた結果、短大卒業後はモデル1本で進もうと決めました。その後はすっかり仕事中心の日々となり、休みは月に12日ある程度。

 

当時は、雑誌が月1冊ではなく2冊くらい発行されていて、目まぐるしい日々でした。自分自身、この先長くモデルとして続けていくために頑張ったと思います。ただ、今思えば少し必死過ぎた。ワーカーホリック気味だったかもしれません。

 

── 私たちから見ると、つねに第一線にいらっしゃる印象でした。しかし不安もあったと?

 

田中さん:

人気商売ですから。次から次へ、新しくて可愛くて才能がある子が入ってきます。自分はそこまで才能が長けていると思っていなかったですし、つねに不安はありましたね。

 

また、私は体重の上がり下がりが激しいんです。当時は、モデルは細いことが良しとされていた時代。少し太ると事務所から“もうちょっとやせなさい”と言われました。実際、太ったら太ったで、着られる服も減るため、仕事にも直結するんですよ。

 

── 運動や食事なども、意識されましたか?

 

田中さん:

365日「ダイエットしなきゃ!」って気持ちに煽られていました。たとえば、私はお酒を飲みに行くのが好きなんです。でも、そういった場でもトマトしか食べないとか。

 

結果、酔っぱらってラーメン食べちゃったとかあるんですけど(笑)。あとは、岩盤浴にマッサージ、他にもジムやヨガに通ったり、いつも何かしらやっていた気がします。

 

── それらは、楽しめてできました?それともストイックで苦しかった?

 

田中さん:

いつも「これを食べるのはやめておこう」と考えるのは、きつかったですね。モデルのなかには食べても太らない天性の子っています。でも、私は食べたら食べただけ、すぐに体型に出てしまう。それを考えているのが本当にストレスでした。

 

1つ1つの質問に丁寧に答える田中美保さん 

可愛く撮れないのは、俺のせいじゃないよ

── 30代になって結婚されました。モデルとしての意識も変わりましたか?

 

田中さん:

結婚後は仕事をセーブしつつ、家庭に比重を大きくしました。結婚して数年で、夫(サッカー選手・稲本潤一さん)の移籍に伴い北海道に移住。すると、北海道の食事がすごく美味しくて「北海道いいな!めっちゃご飯、おいしい!」ってテンション上がりました。

 

ただ、テンションが上がった分、体重も同じく上がって(笑)。まぁまぁ太って、インスタ用に写真を撮っても、可愛い写真が1枚もない。夫に「もっと可愛く撮って」と言っても、「それは俺のせいじゃないよ」と(笑)。

子どもがモデルをやりたいと言ったら、私は

── 30代まで、長きに渡り仕事を続けられています。もし、今後、お子さんがモデルの仕事をしたい、と言ってきたらどうしますか?

 

田中さん:

ん~、ものすごく過酷な世界だとは思うので、お勧めはしないです。でも、本人がやりたければどうぞ、って思うのかな。自分が親に言われてきた言葉と一緒ですね。「自分でできないなら辞めな」と。もちろん応援はしますけど。

 

── どのあたりが過酷でした?

 

田中さん:

やっぱり競争社会です。精神的にはキツイ場面も多い。特に今はSNSの影響が大きいかと思います。だから、子どもがモデルを始めたとしても、良いこと悪いこと書かれるかもしれません。

 

もちろんネット社会の良さもありますし、救われることもあります。ただ、100個の良いコメントより、1個の誹謗中傷のほうが心に残っていたりするじゃないですか。そういったことが積み重なっていくうちに心に傷を負ったりするリスクはあると思います。そのあたりの精神面がコントロールできるかどうかでしょうか。

 

PROFILE  田中美保さん

1983年東京生まれ。小学生のときにスカウトされ、13歳で雑誌のモデルデビュー。『Seventeen』『non‐no』ほか、多数のファッション誌でレギュラーモデルを務め、現在に至るまで多くの雑誌の表紙を飾る。TV・ラジオ・CM出演、ファッションブランドとのコラボなどでも幅広く活躍中。12年12月、サッカー稲本潤一選手と結婚。19年に第1子を、21年に第2子を出産。

取材・文/松永怜 撮影/坂脇卓也

衣装クレジット/ワンピース1万7600円、ニットパンツ1万4300円/ともにHeRIN.CYE(バロックジャパンリミテッド)、 ピアス2万9700円/シャルロット ウーニング、シューズ5万8300円/ネブローニ(ともにフラッパーズ) 

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