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スポンジだけで水耕栽培!自宅でバジルを育ててみよう

ライフスタイル

2020.09.05

2020.09.09

家で過ごす時間が多くなった、昨今。家時間を充実させるための方法はいろいろありますが、なかでもおオススメしたいのが、家庭菜園。「やってみたい」と気にはなっているものの、「庭がないとできないのでは?」「土いじりがちょっと」と、なかなか始めるまでに至らない…という人も多いのではないでしょうか。

 

今回はそんな心配がいらない!家庭菜園をご紹介します。それは、台所用スポンジ一つあれば簡単にできる「水耕栽培」と呼ばれるもの。

 

葉野菜に向いているため、たとえばハーブを育てて肉料理に少し添えたり。それだけで普段の料理がまた特別なものになるはずです。「植物を育てる」という行為が、生活に潤いをもたらしてくれ、子どもとも一緒に楽しむこともできます。

 

…と、そんないいことづくめの水耕栽培のハウツーについて、園芸家の深町貴子さんに取材をしてきました。

明日からでもできる!
「水耕栽培」とは?

水耕栽培とは、土を使わず栄養分の入った水で野菜などを栽培をする方法のことです。省スペースでいろいろな野菜を育てることができます。魅力的なのは、タネまきや植え付けのあとは専用の養液を交換するだけなので、土をいじらなくても手軽に野菜の栽培を楽しむことができます。

 

「水耕栽培」用意するもの

今回は、バジルを育ててみましょう。用意するものは、「タネ・スポンジ・容器・水」だけ!あとは、ハサミやツマヨウジなどを必要に応じて使用します。

 

    魅力は、初期費用が全然かからないこと。これ、1,000円あれば十分ですね。

     


    スポンジは2層構造のものを

    スポンジを選ぶときには注意点がひとつ。研磨剤が入っているタイプではなく、食器洗い用のソフトスポンジを使用するようにしましょう。

     

    野菜の根を支える土台として使うため、素材はポリウレタンで、ガサガサした不織布面と2層になっているものがいいそう。不織布面にタネをまきます。たくさんの野菜を一緒に育てる場合は、タネまき後に野菜の区別がつきやすいようにスポンジを色分けするのもオススメです。

     

    スポンジは、容器に入るように切る必要があります。

     

    容器は耐水性のあるものを

    スポンジを入れる容器を用意します。基本的になんでもよいのですが、紙などではなく、水に強いものを選びます。自宅にあるものですと、豆腐の空き容器、市販の使い捨てパックなどがいいでしょう。タッパーなどでも大丈夫です。

     

    湿度調節のためフタがあると便利です。といっても密閉させる必要はないので、豆腐の空き容器などフタがないものでも、食品ラップなどで代用が可能です。湿度を高くすることで、発芽させやすくします。

     

    ジョウロ代わりはペットボトルで

    水耕栽培をする際に便利なのが、ペットボトル。このようにペットボトルに画びょうなどで小さな穴を開けてジョウロがわりにすることができます。バジルなどの小さなタネを育てる場合は、勢いよく水を入れるとタネが動いてしまうため、ピンポイントで水あげをするのに便利です。また、後ほど紹介しますが、ペットボトル自体を容器として育てることもできます。

     

    「水耕栽培」でバジルの育て方

    ①スポンジに水をたっぷりと含ませる

    容器にスポンジを入れ、水をたっぷりと含ませます。

     

    スポンジがどんどん水を吸うので、ひたひたになるくらい指で何度もおしてスポンジに水をすわせます。これには、スポンジをやわらかくする目的もあります。スポンジに水が吸収されなくなくなるまで、たっぷりと水を入れてOK。スポンジの大きさにもよりますが、250mlくらいの水が入るそう。

    ※雑菌が増えるのを防ぐため、手をキレイに洗ってから作業をすすめてください。

     

    たっぷりと含ませると、下に1cmくらい水が溜まります。これくらいのイメージで水はたっぷりと。

     

    ②スポンジの上にタネを蒔く

    次は、タネまきです。バジルのタネは小さいので、小皿などに種を移し替えて、上から落とすようにまいていくとやりやすいです。スポンジにタネがまんべんなく乗るくらいまきましょう。

     

    上から水をかけていきます。このとき、ペットボトルのじょうろがあると便利です。

     

    タネとタネがくっつかないように、つまようじで選り分けます。タネが水を吸って、みるみる白くなっているのがわかります。バジルのタネは水を含むと白い膜のようなものができるので、発芽するまではこの膜がある状態を保ってあげましょう。膜がなくなったら水がたりていない証拠なので、水をかけてタネが乾かないようにします。湿度や気温によりますが、なんと次の日には根っこが見えてくるとか!

     

    ③室内の窓辺など明るい場所に置く

    あとは、発芽をまつのみ。

     

    置き場所は、日があたる窓際。芽が出るまでは、タネが乾燥しないようにフタ(食品ラップなどでも可)をしておきましょう。フタは密閉するのではなく、斜めにずらすこと。

     

    バジルは太陽の光を好む「好光性種子」なので、光が当たることによって発芽が促されます。直射日光が当たっても、問題ありません。これと同じ方法で、三つ葉、パクチー、大葉などを育てることができます。気になる野菜で、早速トライしてみましょう。

     

    一方、太陽の光を好まない「嫌光性種子」もあります。光が当たっていることで逆に発芽しなくなってしまうものです。こちらは、芽ネギ。光を嫌うので、アルミホイルなどをかぶせて遮光します。

     

    ④【約10日後】芽が出たら間引きつつ収穫を

    気温や湿度によりますが、こちらがだいたい10日くらいたって双葉まで育った状態です。よく育つように、必要に応じてハサミやピンセットで、間引いてあげましょう。

     

    バジルなどの香りのある野菜はこの状態ですでに香りがするので、間引きつつ収穫し、料理のトッピングとして使うことが可能です。

     

    ハサミで刈り取ったら、タネや根をピンセットで取り除きましょう。マストな作業ではないですが、なるべく清潔にしてたほうがカビなどの原因になりにくいです。

     

    なんだかかわいい!これで香りがしっかり立っていました。

     

    「バジルは簡単に育つので、水耕栽培の登竜門的にはオススメです。芽がでてきても香りのある野菜だとテンションも上がりますよね。身近な場所で、“ながら”で育てられるので、ぜひやってみてくださいね!」

     

    PROFILE 園芸家・深町貴子さん

    園芸家・有限会社 タカ・グリーン・フィールズ 専務取締役。東京農業大学短期大学部卒業。園芸のハウツーや、植物を育てる事の楽しさや喜びを広める活動を行う。現在では東京農業大学短期大学部生物生産技術学科非常勤講師のほか、NHK『趣味の園芸 やさいの時間』講師、NHK『あさいち「グリーンスタイル』」コーナー講師としてテレビ出演も。著書に『室内でかんたん、土いらず!水耕ガーデン』(NHK出版)等。

     

    取材・文/松崎愛香 撮影/田尻陽子 取材協力/有限会社タカ・グリーン・フィールズ

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