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最近見かける「機能性表示食品」は食べ方を間違えると意味がない?

ライフスタイル

2019.12.10

最近、テレビや雑誌、また食品スーパーなどで「機能性表示食品」をよく見かけるようになりました。

「何となく体によさそう」といったイメージがありますが、実際にどんな食品なのかわからないという人も多いのではないでしょうか。

 

そこで、今回は機能性表示食品とはどんな食品なのか、また、上手に取り入れる方法をご紹介します。

機能性表示食品とは?

ここ数年でよく見かけるようになった「機能性表示食品」とは、そもそもなんなのでしょう?

 

消費者庁のパンフレット「『機能性表示食品』ってなに?」によると、以下のように説明されています。

 

事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品です。販売前 に安全性及び機能性の根拠に関する情報などが消費者庁長官へ届け出られたもの です。ただし、特定保健用食品とは異なり、消費者庁長官の個別の許可を受けたもの ではありません。(「『機能性表示食品』ってなに?」P. 3より)

例えば、「お腹の調子が整います」「脂肪の吸収をおだやかにします」といった、健康の増進に関して期待できる特定の機能性を表示した加工食品や生鮮食品が、この機能性表示食品にあたります。

消費者が食品の正しい知識を得て選択できるようにという目的で、2015年から制度化されるようになりました。

機能性表示食品と特定保健用食品(トクホ)の違いは?

機能性表示食品の説明を聞いていると「特定保健用食品(トクホ)と同じでは?」と思う方もいるかもしれません。一見すると似ているように見えますが、この二つには明確な違いがあります。

 

大きな違いは“誰”が審査を行なっているか

まず、特定保健用食品(トクホ)とは、効果や安全性について国が審査を行い、その上で食品ごとに消費者庁長官が許可をしたものを指します。そのため、「コレステロールの吸収を抑える」などと、具体的に効果を表示することができます。

 

一方で機能性表示食品は、事業者の責任において科学的根拠に基づいた機能を表示した食品のことで、
特定保健用食品(トクホ)と異なり、国が安全性と機能性の審査を行なっていません。

そのため機能性表示食品を扱う事業者には、届け出を行った時の安全性や機能性の根拠などの情報を公開することが義務付けられています。

 

マークも異なる

特定保健用食品(トクホ)は消費者庁に届け出をし、審査を通過した場合は消費者庁の長官から許可を得られるという仕組みになっています。そのため、特定保健用食品(トクホ)のマークの使用が認められます。

人間がバンザイをしているマークで、一度は見掛けたことのある方も多いはず。マークには「消費者庁許可」の文言も入っています。

 

一方で機能性表示食品は、消費者庁許可の文言はありませんが「機能性表示食品」と書かれたマークが使用されています。

 

機能性表示食品の安全性と機能性の確保について

国が効果や安全性を審査する特定保健用食品に対し、機能性表示食品は事業者が審査をします。そのため、なかには安全性や機能について不安に思う人もいるかもしれません。

 

機能性表示食品は、安全性と機能性について、次のような基準で評価されます。

 

【安全性について】※いずれかで評価

・食経験(これまで広範囲、長期間にわたり食べられていたかどうか)

・安全性に関わる既存情報

・動物や人を対象とした安全性試験

 

【機能性について】※いずれかで評価

・最終製品を用いた臨床試験

・最終製品又は機能性関与成分に関する文献調査(研究レビュー)

 

さらに、生産・製造、品質の管理においても、施設や従業員の衛生管理体制や、規格外製品を生産した際の出荷防止体制、機能性に関する成分の分析方法などについても体制を整えなくてはいけません。

国が効果や機能を直接検証しないからといって、評価基準が甘いというわけではないようです。

 

さらに、消費者から健康被害などの相談を受ける窓口もあり、商品のパッケージには事業者の連絡先が必ず表示されています。もし万が一何かあったときに相談できる場所があるということは、消費者にとって安心感を与えてくれるのではないでしょうか。

 

なお、事業者が届け出た機能性に関する内容は、消費者庁のウェブサイトで公開されています。気になる商品があれば、一度チェックしてみましょう。


機能性食品を上手に取り入れる3つのコツ

上手に取り入れれば、健康増進に繋げることもできる機能性表示食品。これからご紹介する3つにコツを押さえておくことが重要です。

 

①気になる症状とのマッチングを考慮して選ぶ

最近では色々な機能を持つ機能性表示食品が登場しています。「何となく体によさそうだから…」と色々試したくなり気持ちもわかりますが、やみくもに取り入れるのは非効率的です。

 

まずは、自分や家族の健康で何が気になるのか、しっかりと整理しておきましょう。

例えば、内臓脂肪が気になる場合は、「ガセリ菌SP株」が入ったヨーグルトドリンクを、高めの血圧が気になるなら大豆ペプチドが入った減塩しょうゆを選ぶのがおすすめ。

自分や家族の気になる症状と合わせて使用しましょう。

 

②摂取量は適量を守る

健康増進に一役買ってくれる機能性表示食品ですが、「機能性表示食品を食べているから、すぐ健康になる!」というわけではありません。

手早く健康な体を手に入れたいという理由で過剰摂取する人がいますが、副作用がある場合もありますので、絶対にやめましょう。

それぞれの食品に食べ方や1回分の目安量など注意事項が表示されているので、それらを守ることが大切です。

 

③治療薬ではないことを理解する

機能性表示食品はあくまでも健康のサポートに役立つ食品であって、病気治療に役立つものではありません。

そのため、病気になってから機能性表示食品を取り入れても、期待するような効果が得られない可能性があります。

 

もし体の不調が続くようなときは、自分でどうにかしようとするのではなく、医療機関を受診しましょう。


■まとめ

健康の基本は、バランスのとれた食事と、適度な運動、そしてストレスをためないこととされています。とはいえ、忙しい働くママにとって、ときにはそれが難しいことも。

 

無理なく健康を維持したいなら、今回ご紹介した機能性表示食品を日々の生活に常時に取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

文/小野寺香織

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