2019.08.23
姑から「新婚生活はどう?」と聞かれた経験、あなたはありますか? 普通だったら「楽しいです」とか「順調です」というふうに、答えてしまいがち…でもその答え、ちょっと待った!! それって本当に、姑が聞きたい答えなの?! 〝ダメ嫁認定〟されてしまった、妻たちの失敗に学びましょう。
■NG回答1:旦那の料理がおいしいです(美幸さん/27歳/パート)
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料理することが大好きな旦那は、結婚してからも毎日のように手料理をふるまってくれていました。正直私よりダンゼン上手なので、いっそお任せしようと思っていたんです。そんなとき、姑から「新婚生活はどう?」と聞かれました。
私は正直に「○○さんがいつも料理を作ってくれるので、とても助かっています〜」と返答…すると姑は、一気に鬼の形相に。「料理は女の仕事でしょ! 男を台所に立たせるとは、なにごとなの!」と怒鳴られてしまったんです。
考えてみれば、舅は超亭主関白…そんな舅に甲斐甲斐しく料理を運ぶ、姑の姿を見たことがありました。姑からすれば、私の言葉はありえないものだったのでしょう。仕事で疲れている旦那に料理までさせる最低の嫁だとでも思ったのかもしれません。
きっと、この問いに対しての〝正解〟は「〇〇さんの好きな料理を、一生懸命作っています。早くお義母さんみたいな料理上手な妻になりたいです」だったのでしょうね…ああ、しくじった~(泣)。
■NG回答2:私は毎日楽しいです(友子さん/29歳/パート)
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結婚してすぐに、姑から「新婚生活はどう?」と聞かれました。若くて世間知らずだった私は「うまくいっていますよ。毎日楽しいです」と答えてしまったんです。すると姑は「あなたが楽しいかどうかなんて聞いていないわ! 息子はどうなの?」と、すごい剣幕。
それでも、姑が何を聞きたいのか理解できず「きっと楽しいと思います」と答えてしまいました。すると姑は「話にならないわ」と言って、ぷいと帰ってしまったんです。このことを先輩ママに話したところ、彼女はこう説明してくれました。
「お姑さんが聞きたかったのは〝自分の息子が幸せかどうか〟だけよ。そのために、嫁であるあなたがなにをしているのかを知りたいの」と…びっくり。そして先輩ママは、模範回答も教えてくれたんです。
それは「お仕事が忙しいみたいで、体を心配しています。家ではくつろいでもらいたいので、いまマッサージの勉強中です」というもの。私ひとりでは、決してたどりつくことのない回答でした。「嫁姑関係って難しい」ということだけは分かりましたけどね。
■NG回答3:毎晩がんばってますよ〜❤︎(やよいさん/29歳/サービス)
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姑から「新婚生活はどう?」と聞かれ、私はてっきり〝夫婦生活〟について聞いているのだと思ったんです。恥ずかしかったですが、できるだけフランクな雰囲気で「やだ~、お義母さんったら! 大丈夫です、毎晩がんばってますよ~」と答えました。
その言葉に「あぁ、そう」とだけ答えた姑でしたが、後日、親戚じゅうに私に関するある評判がまわってしまったんです。それは「ふしだらな嫁」「不謹慎だ」というもの…姑が言ったのは間違いありません。いまとなってはもう、あのとき姑が本当は何を聞きたかったのか、本意はわかりません。
でも、もし私の思った通り〝夫婦生活〟についてだったとしても、あの答えは確かに失礼だったと反省しています。きっといまなら「とても大事にしてもらっているので、その気持ちに精一杯応えたいと思っています」くらいに濁して答えたでしょう。
若かった私に、忠告できるものならしてあげたい。「その失言のせいであなた、しばらくの間、親戚のなかで肩身の狭い思いをすることになるよ!」と。
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一見当たり障りのないようですが、姑に言われたときだけは別の意味を持つかもしれない「新婚生活はどう?」という質問。見当はずれな答えを返したりしてしまうと〝ダメ嫁〟認定されること必死。くれぐれもお気をつけください!
ライター:葛西 明
人材派遣及び、人材紹介を行う会社に勤めるサラリーマン。求人募集の文章を書くのが楽しいと感じて以来、ライターとしても活動中。家事が苦手な妻と結婚後、気付けば兼業主夫になっていることが悩み。