2019.02.09
夫や妻の職場の飲み会参加について悩みを抱えている夫婦は多いです。参加頻度が高かったり、不公平感があったりするなど、どちらか一方にストレスが溜まってしまう傾向にあります。実際に飲み会に関する不満がケンカに発展する夫婦はとても多いようです。
それではお互いに不満を溜めずに飲み会に参加するには、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。
■飲み会に参加するパートナーに抱く不満
夫婦のどちらかが飲み会に参加する場合、残された方が感じる不満には様々なものがあります。
例えば、飲み会に参加したいことを夫が妻に伝えた際に、妻は二つ返事でOKしたとします。夫も職場の付き合いがあるし、飲み会も重要なコミュニケーションのひとつと考え、快く送り出そうという考えです。しかし、帰りが終電よりも遅かったり、朝方に酔っ払った状態で帰ってきたりすると、妻としては決していい気分はしませんよね。
また、今度は妻から飲み会に参加したい旨を夫に伝えた際、夫は仕事の調整が難しく、参加ができなくなったとします。それが毎回のように続くと、「なぜ夫は自由に飲み会に参加できるのに、私はいつも夫の都合に左右されるの?」と不公平感から苛立ちを感じてしまうことになります。
また、飲み会に参加する頻度が高いと、出費も気になるところです。上司や会社が支払ってくれる場合は送り出す側も安心ですが、自腹の場合は家計に関わる可能性もあるからです。特に飲んで気が大きくなってしまうという方は注意が必要ですね。
また、連絡をしないということも大きな問題です。例えやましいことがなかったとしても、どこで誰と何をしているのか、パートナーに知らせないで楽しんでいると、相手は疑心暗鬼になってしまいます。単純なことなのですが、これができていない人は意外と多いのです。
さらに、連絡をすれば良いというわけでもなく、ただ単に楽しい飲み会の風景や、美味しかった料理を写真とテンションの上がった言葉だけで送ってしまうと、相手の気持ちを逆なでしてしまうこともあります。
■子どもがいる夫婦の場合、さらに募る不満
子どもがいる夫婦の場合はまた少し事情が変わってきます。どちらか一方が飲み会に参加したいという場合には、もう片方が子どもを見ていなければなりません。そのために仕事を調整する必要も出てくるでしょう。酔っ払ってだらしなくしている親の姿は子どもにはできるだけ見せたくないですよね。
また、夜中に帰ってきて音を立てていると、小さな子どもは起きてしまうかもしれません。そうなると、ご飯を食べさせてお風呂に入れて、やっとの思いで寝かしつけをした側にとっては大変な苛立ちを感じますよね。
このように、飲み会におけるケンカのタネはいたるところに転がっているのです。
■これだけは守って!飲み会参加ルール
パートナーの飲み会参加によるストレスを溜めないために、様々な夫婦が実践しているルールを集めてみましたのでご紹介いたします。
ルール1:日をまたがない
独身時代はいつ帰っても誰に迷惑をかけることもないので自由な時間まで飲んでいたかもしれませんが、家族は集団生活をしているということをお互いの話し合いの中で意識付けましょう。いつ帰ってくるか分からないパートナーを待つというのは精神的にも肉体的にも辛いものです。大人のけじめとして、本日中には帰宅するというルールを決めているご家庭は多いようです。
また、子どもにとっては、朝帰りをする親というのは意外とショッキングなものです。子どもは親の行動をよく見て育ちますから、将来的に同じような行動を取る可能性もあります。
ルール2:飲み会に使う費用は月にいくらまでと決めておく
飲み会は頻度が高くなると、その分出費も増えていきます。月にお互いいくらまでと決めておけば頻度も抑えられますし、出費の目安も付くので一石二鳥です。お小遣い制の家庭の場合は、お小遣いの範囲内でやるなど決めておくのも良いですね。
ルール3:不公平感が出ないように調整する
夫/妻ばかりがいつも自由に飲み会に参加できるという状況を作らないようにしましょう。どちらかにスケジュール調整をしてもらったら、次の相手の飲み会のときには必ず都合を付けられるようにするといったルールは大切です。いつも自分ばかりという不満は溜まっていくといつか爆発するものですよ。
ルール4:パートナーを気遣う
飲み会に参加しているときでもパートナーへの思いやりは忘れないようにしましょう。例えば、「今終わったから◯時までには帰れそうだよ」と連絡を入れたり、「子どものお世話をしてくれてありとう」と感謝の気持ちを伝えたり、パートナーのおかげで飲み会に参加できているということを肝に念じて、言葉で伝えるようにしましょう。
ルール5:異性も参加する飲み会は時間に注意
飲み会からの帰りを待つ方は、浮気などの心配をしてしまうこともあるでしょう。あらかじめ、異性も参加することが分かっている飲み会では、誰が参加するのか伝えておく、2次会には参加しないなどのルールを決めておきましょう。誠実さは態度で証明するのが一番です。
いかがでしたでしょうか。こういったルールが列挙されると、不自由に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、独身の頃とは違い、相手を思いやることが家庭円満の秘訣ということを忘れないで下さい。その上で飲み会を楽しんで下さいね。