2019.11.12
夫婦で暮らしていると、時には“イラッ”とすることもあるはず。最近話題になったのは、夫による“食べ物・飲み物を微妙に残す”という行為です。多くの妻から「何で少しだけ残すのかわからない!」とクレームが多数寄せられていました。
食べ物・飲み物を残される妻の不満
そもそも“食べ物・飲み物を微妙に残す”とは、どのようなケースがあるのでしょうか。
妻たちから寄せられた声を見てみると、
「せっかく作ったおかずを皿の端っこに少しだけ残す」
「夫は飲みかけのペットボトルをいつも放置する」
などの事例が上がっています。
「後処理が面倒になるからできれば全部飲んでほしい」
「完食してくれたら、食器洗いがもっと簡単なのに…」
「お茶が入ったコップを放置されると、汚れがこびりつくからやめてください」
という不満もチラホラ。
飲み物や食べ物を微妙に残されることで、片づけの手間が増えるようです。
妻たちが気になっているのは、食べ物・飲み物を微妙に残す理由。
ネット上には夫からのコメントも多く、“微妙に残す理由”として
「本当はもういらないんだけど、捨てるのがもったいないからとりあえず放置。そしてそのまま忘れる…」
「満腹になって食べきれないだけです。いつも量が少し多いから微妙に残してしまう」
などがあげられていました。
しかしある女性は微妙に飲み物を残している旦那に注意したところ、「後で飲むから大丈夫」と言われたそうです。後で「飲む」「食べる」というパターンも少なくない模様。
日常生活で起きる「ちょっとした迷惑行為」
他にも、“食べ物・飲み物を微妙に残す”に似た「ちょっとした迷惑行為」が寄せられています。
例えば
「トイレットペーパーを少しだけ残すのをやめてくれませんか…。いつも私が取り替えてる」
「箸だけを使って流し台に放置。それくらい洗えるでしょ!」
「夫が帰ってくると必ずリビングの扉が半開きに。冬は冷気が入ってくるからしっかり閉めてくれないかな」
「水道の蛇口をしめてくれないから、ずっと水がぽたぽた。もう注意するのもウンザリ」
といった様々なケースが。
多くのクレームを取り上げましたが、妻に注意されてから改善した夫もいるようです。
「奥さんが何度も注意してくれたので、“やりっぱなし”がゼロになった!」
「妻に口酸っぱく『トイレットペーパーが少なくなったら変えろ!』と言われたおかげでようやく定着。今では会社のトイレットペーパーも変えてる」
「自分が使った食器は洗うように心がけてます。食事後にすぐ洗うと思ったよりもラクチン(笑)」
などの体験談も見られました。
東京都環境局が“食べ残し”に関するアンケート調査を実施!
そもそも家庭内で“食べ残し”が発生する頻度はどのくらいなのでしょうか。以前東京都環境局は、“家庭内で発生する食品ロス”についてアンケート調査を実施。同調査では“食べ残しの頻度”が明らかになっています。
“1週間以内に食べ残しが発生した回数”を質問したところ、「0回(55.2%)」が第1位。次いで「2~3回(16.6%)」「1回(15.9%)」「4~7回(3.2%)」と続きます。食べ残した回数が最も多い「8回以上」と回答した人は1.8%でした。
続いて食べ残しが発生した理由を聞くと、「子どもの食べ残し(39.8%)」「作り過ぎた(30.4%)」「放置しておいて忘れた(22.6%)」の順にランクイン。他には「味つけが好みではない」「購入時の量が多かった」「料理に失敗」「家族の予定が変わった」などの回答が寄せられています。
食べ物や飲み物を残してしまう理由は様々。なるべく“食べ残し”がないように意識したいものですね。
文/長谷部ひとみ
参照/東京都環境局「家庭系食品ロス発生要因等調査」http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/basic/conference/resource/cat.files/new_syokurosu3_sankou4.pdf