「自分に与えられた役割」だと自覚させたら(瑠璃さん/29/飲食店勤務)


 

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息子が生まれるまでは、体力にも時間にも余裕があり、当然のようにほとんどの家事を私がしていました。ですが、育児をしながらすべての家事をひとりでこなすのは無理!  そこで息子が生まれてからは、旦那に「○○をやっておいて~!」と頼むようになったのですが、忘れてやっていなかったり、ひとつくらいやり残しがあったりするんです。 先日も風呂掃除を忘れてテレビを見ていたので、仕方なく私がやっていました。すると「あ! ごめん、忘れてた。でも明日は代わりに俺がするから」と…その瞬間「この手は使える?!」と思い、それからはあえて家事を頼むことにしました。 まず旦那に「時間あるときでいいから、今日の夕方までに風呂掃除をお願いね」と、頼んでおきます。旦那ができない、もしくは忘れたときには、イライラせずに私がやります。 すると旦那は「自分に与えられた役割を替わりにやってくれた」と思うようで、「今日は俺の替わりにありがとう、でも明日は俺がやるから」と言ってくれるようになったんです。 なかなかビックリな効果です。助かりますし、ホントに嬉しいんですけど、いままでほぼワンオペだったころのことを思うと、もっと早くこうすればよかったです。

 

「言わなくてもわかってくれるだろう?」という思考の男性は、まだまだ多いのかもしれません。ただ、「ありがとう」の言葉までは省いてほしくありませんよね。

 

文:芳野美穂