「そもそもママ友不要」派の人も


ところで、冒頭のアンケートで、7人は「そもそもママ友は作らない/いらない」と答えています。

 

「子どもが仲のいい子のお母さんだけは、何かあった時の連絡や、謝らないといけない時などに備えて連絡先を交換しています。なので、ママの年齢もタイプもバラバラ。顔を合わせれば楽しく世間話もしますが、友だちとか相手を選ぶといった感覚はまったくありません。お仕事相手という感じが近いですね」(Kさん・34歳・5歳と2歳と0歳のママ)

 

「もともとそんなに社交的な方ではないし、保育園の送り迎えは毎日バタバタした中なので、ママ友を作る必要性もあまり感じないですし、もし欲しいと思っても作れる気がしません…(笑)」(Uさん・30歳・2歳のママ)

 

「ママ友」を超えた「友人」になる基準は?


そして、きっかけは子どもが同級生等でも、気づけば子ども同士は成長して一緒に遊ぶこともなくなり、ママ同士だけで飲みに行くなど、「ママ友」を超えた「友人」として付き合える相手を見つけることもあります。

 

とはいえ、入園前や保育園・幼稚園など子どもの年齢や所属が同じ時期には生活パターンも興味関心も似通っているので、意気投合してたびたびランチやお出かけをする仲になった相手でも、卒園やどちらかが働き始めるなど、お互いの環境が変わるとだんだん会う回数も減っていく…というのはよくあること。

 

それでも、久しぶりに会えば、子どものことや自分の悩みなど、子どもが小さい頃に一緒に過ごした相手ならではの打ち解けた会話を楽しめるのが「元ママ友」との友情の醍醐味かもしれませんね。

 

まとめ


「ママ友」とはいえ、やはり人と人との関係は思い通りになるとは限りません。 「ママ友を選ぶ」というと上から目線に感じてしまいますが、多かれ少なかれ、無意識に「こんな人と仲良くなりたい」という価値観はみんなが持っていると言えます。 無理にママ友を作ったり、理想通りのママ友を追い求めるのではなく、誠実に周りの人と接する中で気の合う相手が見つかればそれが一番ですね。

 

文/高谷みえこ