2019.12.26
はっきり断りづらいときや、おつきあいを円滑にしたいとき…大人はしばしば〝社交辞令〟を使います。ママ友の世界でも日々飛び交っていますが、なかには判断しづらく対処に悩むものも。そこで「これが出たら社交辞令認定!」というセリフをママたちに聞きました。
「みんなで行きましょう」→意味:2人っきりは勘弁!
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恋愛の断り文句と同じですが、ママ友の間でも「また、みんなで行きましょう!」という言葉をよく耳にします。
要は嫌いじゃないけど、2人きりになるのはキツい微妙な相手。実際、何人かのグループで会うのは構わないんですよ。ただ、2人きりになりたくないだけ。
でも、あからさまに断ったり避けたりする態度はトラブルの元。だから「またみんなで」という社交辞令は、角が立ちません。
使われたこともありますが、私もそう言って断ることもあるし、いちいちイラっとはしないかな。「この人は私と2人はNGなんだな」って、ただ察するだけ。
「グループで仲良くするママ」と「個人的なつき合いOKのママ」を見極めるのも、ママ友づき合いにおいては重要だと思います。
(雅江さん/36歳/トリマー)
「今度行こうよ!(日程は決めない)」→意味:本当は行く気ナシ
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日程提案のない「今度行こうよ!」は、まず社交辞令ですよね。角が立たないようにしているだけで、実際は行く気ナシ。
本当に一緒に出かける気があったら「いつにする?」「○日は暇だよ!」と、具体的な日にちの話になりますから。
だから「今度行こうよ!」という言葉を聞いたら、いったんは「そうだね~!」って受け流すのが無難だと思います。
真に受けて「社交辞令が通じないKYママ」だと思われたくないですしね。
(晴菜さん/30歳/美容師)
「かわいいね!」→意味:褒め返ししてください
ママ友づきあいを円滑にするため、相手の言った褒め言葉は「お返しする」のがマナーかと思っています。
「かわいいね!」と褒められたときは、こちらも「それもステキよ」「○○ちゃんママのほうがかわいいよ~」と返すんです。
なかには〝褒めてもらいたいがための褒め言葉〟で、「褒めてアピール」をする人もいるので、ちょっと面倒なときもあります(笑)。
でも面倒な関係になるのも嫌なので、とりあえず同じ分だけ褒めておけばいいかなと。まさに「社交辞令には社交辞令を」ですね。
以前、ママ友の「それかわいいね」を鵜呑みにして傷ついたこともあったし、「なんでも褒めておけばOK」だと思っているママも多いですからね。
(梢さん/32歳/アイリスト)
3回目の「その日は先約があって」→意味:嫌だって察して!!
ママ友をランチに誘ったら「その日は先約があって」と断られました。そのときは、本当に先約があるんだと信じていました。
その後も「じゃあこの日は?」と誘ったのですが、「先約がある」「忙しくて…」と断られ、3回目で断念。
でも、それは嘘だったということがわかって…そこで初めて「先約」は断り文句で、私とは約束したくなかったんだと悟りました。
もしかしたら、向こうも(察して!)と思っていたのかもしれませんね。それなのに、しつこく誘ったりしたのが恥ずかしいです。
それからは、一度誘って断られたら、こちらからは誘わないようにしています。
(和沙さん/38歳/ジムスタッフ)
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デリケートな関係のママ友づきあいをうまく乗り切って行くには、相手の気持ちを察することはとても重要。〝社交辞令〟の裏にある「本当の意味」を読み取るスキル、身につけたいものです。でも本当は「気のおけないおつきあい」が、できるといちばんいいんですが。
文:白藤やよ