学校のアンケート調査でいじめを発見!


では実際に、学校でのいじめはどのくらい認知されているのでしょうか? 文部科学省は昨年、「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」についてまとめていました。

 

いじめの認知件数は小学校で31万7121件、中学校で8万424件という結果に。高校では1万4789件あり、年齢に伴って件数も減少しているようです。また「いじめを認知した学校数」は2万7822校にのぼり、全国にある学校数の内74.4%が認知していることに。

 

“いじめを発見するきっかけ”を見ていくと、最も多かったのが「アンケート調査など学校の取組」の52.8%でした。「本人からの訴え(18.0%)」「学級担任が発見(11.1%)」などもあげられましたが、“アンケート調査”に比べると低い割合になっています。ちなみに、いじめられた児童生徒の相談状況は「学級担任に相談(79.5%)」が1位でした。

 

「スクールロイヤー」が全国の学校へ広まり、いじめや学校問題を解消してくれることに期待したいですね。

 

文/長谷部ひとみ