平成29年度の全国児童相談所における児童虐待相談対応件数は13万3778件(速報値)にものぼり、過去最多と公表されました。今年に入っても、私たちにとっては他人事とは思えない痛ましいニュースは止まることなく駆け巡り、それを目にするたびに、胸の奥の方がきゅーっと締め付けられてしまいます。「もし私がその立場だったら…」。 今、世の中の親子にどんな問題が生じているのか。課題を解決するために私たちにできることはあるのか。児童虐待の現状について認識を深めるために、まずは月刊誌『CHANTO』でも連載を持つ犬山紙子さんにお話を伺いに行きました。 2018年6月から「#こどものいのちはこどものもの」として、児童虐待の被害をなくす活動をしている犬山さん。ひとりの子を持つ親として、どんな思いでこの問題に取り組んでいるのでしょうか。