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アスリートだけじゃない?子供にも役立つ「コーチング」の極意

子育て

2020.10.08

2020.10.17

皆さんは「コーチング」という言葉を耳にしたことはありますか?

 

有名なアスリートやビジネスマンが「コーチング」を受けて成果を出している…という話も雑誌の特集などで時々見かけますが、実は、コーチングの手法は教育や育児にも生かせると最近話題になっているんです。

 

今回は「コーチング」とはどんなもので、子育てにどんな風に取り入れられるのかをみていきましょう。

 

「コーチング」とは

「コーチング」は、中世ヨーロッパで馬車を意味する「コーチ」から派生した言葉で、「その人を目的地まで早く連れて行く」という意味合いから、しだいに家庭教師やスポーツ指導者のことも「コーチ」と呼ぶようになりました。

 

現代では、スポーツ以外にもビジネスや芸術などいろいろな分野で、専門技術を身につけたコーチが、対象となる人や組織を、より早く確実に目標達成まで支援することをさして「コーチング」といいます。

 

「コーチング」と「ティーチング」の違い

日本では、スポ少や習い事の「コーチ」といえばかなり指導者寄りのイメージがありますが、世界的には「コーチング」と「ティーチング」は別のものと捉えられています。

 

「ティーチング」は「教える」という意味合いが強く、教師や上司など、知識やノウハウを持った人が、持たない人にそれを教えていく、一方通行の教育手法になります。

 

最近は双方向型の授業も増えましたが、従来の小学校の授業はほとんどがこの「ティーチング」ですね。

 

いっぽう、コーチングでは、コーチがやり方や解決方法を教えるということはなく、「ゴールまでに必要なことは」「今足りないものは」「それを埋めるためには何が必要か」などいろいろな問いかけをします。

 

それに答えるうちに、選手や顧客が自分自身で最適な答えを見つけていく…というのがコーチングの大きな特徴です。

 

コーチングを育児に生かす方法

でも、激しい競争社会のビジネスマンやアスリートたちが取り入れているようなメソッドが、果たして育児に通用するの?と疑問に思う人もいるでしょう。

 

たしかに上記のような場合はプロのコーチに依頼しますが、基本的なコーチングのルールである「子ども自身の考えや能力を引き出す」という関わり方は、ママやパパでもじゅうぶん可能。

 

むしろ、毎日一緒に過ごすママやパパなら生活の色々な場面でコーチングを応用できるのでより効果的といえるでしょう。

 

子ども自身の考えを引き出すためには、上の立場から「こうしなさい」「こうでしょ」と「教える」姿勢をいったん保留して、子どもの話や思いをじっくり「聞く」というステップが必要になってきます。

 

たとえば、子どもがなかなか宿題をやろうとしないとき、「早くやりなさい!」ではなく「何時からやればごはんに間に合うと思う?」と聞くと、「じゃあ5時にしようかな」と自分で言い出すことがよくあります。

 

また、サッカーの試合で負けると悔しくて、ふてくされて次の行動にうつらない…といった子どもの行動に対しては、「いいかげんにしなさい!」よりも、好きなサッカー選手の名前を出して「○○だったらこういう時、どんな風にしているかな」と問いかけてみると、もっとかっこいい振る舞いをしよう!と立ち直る子もいます。

 

さらに、すぐにカッとして子どもを叱ってしまう…というママやパパの悩みも、コーチングでは子どもの気持ちをまず聞くことが先に来るため、「アンガーマネジメント(怒りの感情とじょうずに付き合うこと)」にもなります。

 

ゲーム感覚で、子育ての色々な場面をコーチングの視点で見直してみるといいですね。

 

おわりに

コーチングは「相手がゴールインするまで伴走すること」と説明されることがあります。

 

だとしたら、育児はまさに、赤ちゃんが成人するまでのおよそ20年かけて伴走する壮大なコーチングだといえます。

 

子育てとコーチングに関する書籍もたくさん出ているので、いちど手に取ってみてはいかがでしょうか。

 

文/高谷みえこ

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