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厳し過ぎるしつけの子供への影響。甘えをどこまで許容するか

子育て

2019.11.26

2021.04.13

子どもを育てるうえで、時には厳しく接することも必要です。心を鬼にして叱るお母さんも多いかもしれません。しかし幼少期の子どもを育てる際、「厳しくする」「甘やかす」のバランスをどうするべきか悩みますよね…。

子どもが小さいうちは甘えさせるのが1番なのか?


子育ての方針についてはネット上に様々な意見が。まず“小さいうちから甘えさせる”派の声を見ていくと、「甘えさせることで、周りの人にも優しくなれると思う」「小さいうちは優しく愛情だけを注ぐだけで十分」などの意見が寄せられていました。また厳しく育てることに対して、「恐怖心を植えつけてしまうので、子どもが伸び伸びと育たない」「怒られるのを恐れて“いい子ぶりっこ”になる」と自論を展開する人も。

 

“甘えさせる派”の「“いい子ぶりっこ”になってしまう」というコメントには共感の声が相次いでいます。厳しく育てられた経験を持つ人からは、「怒られるのが嫌だから親の前だけ真面目なフリをしてた」「常に厳しく育てられた影響で未だに親が怖い。今も顔色を窺う癖があります」などの体験談が上がっていました。

 

しかし「ずっと甘えさせるのも問題だと思う」という意見もチラホラ。「甘やかし続けると、子どもは『何でも思い通りになる』と勘違いしてしまう。ワガママな性格になる」との声も寄せられています。

アメとムチを使い分けるという声も


続いて“小さい頃でも厳しくする”派の主張を見ていきましょう。特に多くの声が上がっていたのは「厳しくするポイントをハッキリさせる」という意見です。とある女性は「ずっと厳しくするのではなく、『これだけは許しちゃダメ!』というポイントを作っておくのが大事」とコメントしていました。「人前で迷惑になる行動をさせないように意識してる。お出かけの時は何度も『周りに迷惑かけちゃダメだからね』って伝えてます」「食事中は厳しくしてしまうかな。食べ方は育ちが一番出やすい」など、“厳しく接するシーン”もあげられています。

 

また「“甘やかす”と“甘えさせる”は微妙に違うこと。常に甘やかすのではなく、何か達成した時に『よくできたね!』と褒めたり、甘えさせるのが効果的」という声も。シーンに合わせてアメとムチを使い分けることが大切なようです。

 

他には「厳しく接する=優しい子どもに育たない」という考え方に対しての反対意見も。「厳しくても愛情をもって接すれば優しい子に育つはず」「厳しくすることでしっかり成長する子どももいる。まずは子どもの性格を理解してあげるべき」といったコメントが多数寄せられていました。

“甘え”を受け入れることが子どもの自立心向上に


子どもを甘やかしてしまった場合、「自立しない」と思っている人は多い模様。過去に放送された『すくすく子育て』(NHK)では、“甘えと自立の関係性”について特集しています。番組に登場したのは、十文字学園女子大学特任教授の内田伸子さん。甘えが子どもにどのような影響を与えるのか確かめるために、幼稚園の3歳児クラスを1年間保育観察しました。

 

あるクラスは子どもの甘えを受け入れて、もう1つのクラスでは何でも自分でやってもらう方針に変更。しばらく観察を続けたところ、甘えを許したクラスの子どもは自分で着替えができるようになりました。内田さんいわく、先生に対する信頼感が育ち自分でやってみようという意欲が高まったとのこと。

 

先生が言葉で促すだけで何も手伝わなかった子どもは、自分から着替えるという行動が見られませんでした。内田さんは結果を踏まえて、「子どもは甘えによる愛着関係を土台にして、自分の世界を広げていく」「甘えが自立していくときの“安全基地”となる」とコメントしています。子どもが十分に甘えられる“安全基地”があることで、失敗を恐れずに挑戦する力が身につくよう。

 

賛否が分かれた“子どもを甘やかす”問題。子どもが“イキイキ”するような育て方を見つけていきたいですね。

 

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文/古山翔

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