子どもに動画を見せる時に親が思うこと


ベネッセ教育総合研究所は「乳幼児の親子のメディア活用調査」と題し、子どもにインターネット動画を見せることに関するアンケートを行いました。メリットの1位から4位は、「歌や踊りを楽しめる」「知識が豊かになる」「作る、描くなどの表現力を育む」「親子でのコミュニケーションが増す」の順で並んでいました。一方、デメリットについては「目や健康に悪い」「夢中になり過ぎる」「長時間の視聴や使用が続く」「有料サイトや危ないサイトにアクセスする可能性がある」などが上位に。

 

同調査では、テレビ番組を見せることについてもアンケートを実施。インターネット動画のメリットには無い「社会のマナーやルールを学べる」がランキングされました。また、デメリットでは「受動的になる」が6位に入っていて、スマホとは違い“ただ見るだけ”の行為を親は心配しているのかもしれません。

 

デジタルメディアを子どもに見せる時のルールは? という問いについては、「時間を決める」「見る内容を確認する」「見る時は親に声をかけさせる」などが上位を占めていました。

 

今や誰でも動画を気軽に見られる時代。子どもの可愛い姿は人気を集めますが、影響については出る側・見る側の両方で考えるべきかもしれませんね。

 

文/牧野聡子