2018.10.27

幼児教室はどんなメリットが?内容や費用を解説!

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ショッピングモールや駅前などで見かける「幼児教室」。

子どものための音楽・知育・運動などを行う場所のようですが、身近に通っている人がいないと、具体的にどんなことをどんな目的で行うのかイメージがわきにくいですよね。

 

今回は、ピアノや英会話といった一般的な習い事と幼児教室との違いや、かかる費用、実際に子どもを通わせてみてママたちが感じたことなどを紹介します。気になっていたママはちょっとのぞいてみて下さいね。

 

「幼児教室」には特色・傾向がある


まず、ひとくちに「幼児教室」と言っても、経営母体によって内容が大きく変わってきます。 

よく見かける、キャラクターを冠した幼児教室は「リズム遊び」「ハサミの使い方」といった年齢に合った動作や遊びを、家庭と比べてまんべんなく体験できるようカバーしてくれるのが特徴。幼稚園入園に向けて、集団生活の準備に通わせるママも多いようです。保育園に通っている子にとっても、食事やお昼寝がない分カリキュラムに集中できる利点があります。

 

学習塾系の幼児教室は、塾の学習ノウハウを生かし、数や図形・ことばなどにゲーム感覚で親しむ体験ができるのが強みです。小学校の学習を先取りしておくことでスタート時の苦手意識をなくしたいという親のニーズを満たすカリキュラムが組まれており、小学校入学以降の入塾へと結びつける役割も持っています。

 

音楽教室系の幼児教室では、リトミックなどの音楽・歌・リズムなどを楽しみながら身体能力や音感・情緒を伸ばすことをうたっています。特に興味を持った子には、ピアノなどの音楽専門のコースも用意されています。

 

また、大都市圏を中心に、私立の幼稚園や小学校などへの合格をめざす、お受験専門の幼児教室も存在します。エリア内の幼稚園や小中一貫校などで求められる、「社会性」「協調性」「判断力」「集中力」「しつけ」までを身に付けられる指導内容が売り物です。

 

幼児教室の費用は?


全国的に知名度のある幼児教室は入会案内やホームページなどで料金がはっきりと表示されているので、費用感は分かりやすいですね。

 

一例を見てみると、ある幼児教室では、2歳児クラスで、週1回60分の場合、入会金6000円/月謝6500円(教材費込み)となっています。

別の幼児教室は入会金10000円、月会費8000円となっていますが、上記では1クラスの親子組数が15組に対し12組と少人数制なのが異なります。

 

音楽系の教室では、2歳児クラスで月3回60分の場合、入会金10000円と授業料・管理費で月7800円。

 

これらに対し、幼稚園や小学校受験のための幼児教室では、少なくとも週一回90分ほどで20000円程度、地域やめざす校園によっては30000円~50000円必要なところも珍しくありません。

 

これらの費用以外に、幼児教室への送迎サービスを利用しているフルタイムママも。その場合、自治体登録の「ファミリーサポートセンター」などの利用なら、地域にもよりますが、行き帰りで2000円程度必要となります。 

民間のシッターさんや「キッズタクシー」といったサービスを利用する場合、金額には幅がありますが、およそ1日5000~6000円必要になることも。

 

「受験は考えていないけれど、何か芸術やスポーツに触れさせたい」と思うなら、幼児教室ではなく一般の習い事に通うほか、オプションで色々なレッスンが選べる私立の保育園や幼稚園を選ぶという手もあります。

 

幼稚園でも、延長保育が18:00まで利用できたり、夏休みにも預かり保育が設定されている園がありますので、そういった園を選べばフルタイムで働くことも可能ですし、保育料と幼児教室の料金を別々に払うより、トータルで安くなるケースも出てきます。

 

ワーママたちの幼児教室体験談


「幼児教室にお子さんを通わせている(通わせていた)ママ」に感想を聞いてみたところ、次のような回答が得られました。

 

Wさん(28歳)は、学生時代の友人の2歳年上の子が幼児教室に通っていると聞き、関心を持って近所の教室を訪れてみました。

 

「そこの幼児教室は、リトミックを中心として、知育を色々とやらせてくれるところでした。体験レッスンに参加してみると、子どもはけっこう楽しかったみたい。習い事も特にやっていなかったし、軽い気持ちでじゃあ通ってみる?と申し込みましたが…。毎週通い始めると、どうやら他のママたちは、難関お受験幼稚園の合格が目的だったようです。子どもはともかく、付き添いの私が会話についていけず、辛いものがありました。けっきょく進級を区切りに終了」

 

上記の幼児教室はお受験を前面に出した教室ではなかったものの、結果的にそうなっていたようです。このあたりの実情は地域ごとに大きく異なるので、口コミを含めた事前調査がますます重要と言えそうです。

 

Fさん(29歳)は、フルタイムで勤務していたため、土曜日に近所のショッピングモール内にある幼児教室に3歳のお子さんを通わせていますが、最近辞めようかと考えているそう。

 

「買い物の途中に体験教室に誘われて、わりと衝動的に入会しました。でも、毎月の出費のわりには、正直遊んでるだけという感じ。体調を崩してお休みした時も、振り替えは可能なのですが、平日の夕方なので送迎ができず実質利用できていない状態です。スイミングや音楽など、早めに始めた方が上達できると言われているので、そういった習い事の方が後々役に立つのかな…と最近迷っているところです」

 

最後は、難関として知られる私立の一貫校に、小学校5年生のお子さんが通っているというHさん(34歳)。

 

「このあたりは小学校はともかく、公立の中学校に不安があり、早めに私立の中学校への進路を確保したいと思っていました。お受験するなら幼児教室で合格対策をするのが当然だと思い込んでいたので、息子を通わせて無事合格しましたが…いざ入学してみたら、同級生には、幼児教室なんて何もやってない子がたくさんいて。しかも、地頭がいいのでしょう、あっという間に成績面でも追い抜かされました(笑)。教室に通っても通わなくても、できる子はできるんですね」

 

まとめ


今回は、「幼児教室ってけっきょく何をやっているの?」という疑問について解説してきました。

 

今回ご紹介した以外にも、お子さんが実際に幼児教室に通っていたママの話を聞いてみると、「その時は確かに楽しく過ごせたけれど、教室に通ったことで成長してから大きく周りをリードできたとは思わない」という人が多かったのが印象的です。

 

必ず合格したい園・小学校がある場合は別として、多大な期待をしすぎず、可能性を広げる手段の1つとして余裕があれば通う…そんなスタンスが、負担にならず楽しく続けられるコツかもしれませんね。

 

文/高谷みえこ

高谷 みえこ

ライター歴15年。大手企業サイトなどで執筆を行う。得意分野は女性・主婦向けの記事。育児ポータルサイトでは新米ママのお悩み相談コーナーで回答者を務めた実績を持つ。