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【原因別】子供の落書きはムダに叱らずかしこく対策しよう

子育て

2020.10.21

賃貸にしても新築のマイホームにしても、ふと目を離したすきに子どもが壁に落書きしていたら…思わず「何やってるの!」と叱ってしまいますよね。

 

でも、本当は子どもの好奇心や表現力を抑えつけたくないと思っているママ・パパも多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は、子どもが落書きしてしまう理由や、できるだけ叱らずにのびのびとお絵かきをさせてあげられる方法など、先輩ママたちの体験談を参考にまとめてみました。

 

なぜ子供は落書きするの?

そもそも、子どもはなぜ壁や床に落書きしてしまうのでしょうか。その理由や心理は、年齢や発達の段階によりいくつか考えられます。

 

1歳児の落書き

1歳児は、身体の動きがどんどん発達し、「昨日できなかったことが今日できるようになる」の連続。

 

保育園や支援センターでお絵かきを体験したり、年上の子が絵を描いているのを見たりして、自分でも描こうとします。

 

しかし、家の中のどこなら絵を描いてよくて、どこがダメなのかは1歳では分からないので、気付けば壁や床、ドアなどに描いてしまっている…という状態です。

 

幼児(2歳~4歳頃)の落書き

もうすこし大きくなると丸や人の顔などが描けるようになり、それが面白くて、いくつもいくつも描いてしまう子もいます。

 

壁や家具などに絵を描いてはいけないことは伝えればほぼ理解できますが、興奮すると忘れてしまう子もこの年齢では珍しくありません。

 

保育園や幼稚園で、段ボールなどにシールや絵でデコレーションし、「おうち」や「宝石箱」を作ることもあると思います。

 

その延長線上で、自宅の家具などをよかれと思って「かわいくしたの」という話もよく聞きます。

 

幼児(5~6歳頃)の落書き

年長児になると、ほとんどの子が壁や床に絵を描くのはNGだと理解しています。

 

しかし、ママたちに聞いてみると、下の子が生まれて上の子が一時的に情緒不安定になり、家のあちこちにクレヨンで落書きして回った…という話も耳にします。

 

この年齢でも、精神的なバランスが崩れると、分かっていながらいたずらや問題行動をしてしまうのはまだまだ当たり前といえます。

 

そのほか、室内で遊んでいて、どうしても電車のおもちゃの背景の壁にビルを書きたくなってしまい、衝動的に描いてしまったという子の話も。

 

発達には個人差がありますが、未就学児に完璧な自制心を求めるのはもとから難しいということを知っておきましょう。

 

【原因別】子供の落書き対策どうする?

落書きをはじめとする子どもの困った行動は、ストレスや不安から一時的に出ているものなのか、単に社会的ルールや生活習慣上のものかによって対処が異なります。

 

なにか精神的な理由がありそうな時は、落書きをやめさせても、別の形で困った行動が出たり、身体の異変として現れたりする可能性も。

 

そんなときは「落書きはいけない」という事実だけを伝え、きつく叱るのは少し待ちましょう。

 

周りの大人は思い当たることはないか考え、子どもと向き合ってゆっくり過ごす時間をとるなどの方法で、落書きなどの困った行動が落ち着くこともあります。

 

そうではなく、単にルールを守れていない状態であれば、根気強くそのことを伝えると同時に、家でも外でもできるだけ「落書きに至らない環境作り」をするのも大切です。

 

クレヨンやペンをしまっておく

まずは、クレヨンやサインペンは使うときだけ出して、終わったら手の届かない場所にしまっておきます。

 

特に汚れが取れにくい油性マジックは高い場所にしまっておくといいですね。

 

水で落とせるクレヨンなどを使う

きょうだいがいると、どうしてもクレヨン類が出しっぱなしになってしまう場面も出てきます。

 

せめて、水で落とせるタイプのクレヨンにすれば少しは後始末がラクになるため「新築なのに…!!」と必要以上に怒らずにすむかもしれません。

 

(※壁の材質によっては完全に落ちないこともあります)

 

Jさん(2歳児のママ)は、「子ども自身と一緒に掃除し、こんなに大変だから、今度からは紙に書こうねと言い聞かせています」といいます。

 

専用のお絵かきスペースを用意する

絵を描くのが好きな子には、いつも「スケッチブックに描きなさい」というだけではなく、立ったままで自由自在に描ける場所を作っておくのもおすすめです。

 

手軽な方法としては、お風呂用のお絵かきシートとクレヨンが市販されています。水とせっけんで消えるので、何度も消してまた描けます。

 

また、新築時に壁やドアの一部を黒板やホワイトボード素材にして、思いっきりお絵かきできるようにしている家も。

 

「子どもの好きなキャラを描いたり、誕生日にはメッセージと飾り付け、身長も書いて写真を撮ったり…親子で楽しんでいますよ!もう少し成長したら漢字や計算にも使えそうですよね。ただし、よそのお宅や施設では絶対にダメとしっかり言ってあります」(Oさん・34歳・5歳児と2歳児のママ)

 

大手メーカーから、いろいろな種類の「お絵かきできる壁紙」や「汚れをきれいに落とせる壁紙」などが発売されているので、これから子育てを始めるなら、工務店などに相談してみるのもいいですね。

 

そのほかにも、

 

「玄関ポーチは、チョークで好きなだけお絵かきOKにしています。夏場は最後に水を流して一緒に掃除し、そのまま水遊びすることも」(Kさん・32歳・3歳児と1歳児のママ)

 

という楽しみ方をしている人も。

 

チョークの粉はまれに喘息の持病がある子の発作を誘発することがあるので、心配な場合は事前にかかりつけの医師に相談して下さいね。

 

「なかなかそんな場所も用意できなくて…」

 

という場合は、室内でレジャーシートの上に大型のカレンダーの裏や大きい模造紙(ホームセンターや文房具売り場で販売しています)を広げるだけでも、思いっきり描く楽しさが味わえるのではないでしょうか。

 

アイメッセージで困ることを伝える

1歳台の子には、もし床や壁にクレヨンなどで描きかけたら、紙を渡して「こっちに書こうね」と繰り返して教えますが、成長につれてだんだんと、なぜダメなのか説明すれば納得するようになってきます。

 

その際は「やめなさい!」というYou(ユー)メッセージではなく、「落書きが残るとママも困る」「マナーやルールを守れる子になってほしいと願っている」という、I(アイ)メッセージで伝えるように心がけたいですね。

 

おわりに

黒柳徹子さんは、自身の半生記『窓際のトットちゃん』の中で、画用紙にクレヨンで校旗の房を描いたら机にはみ出して叱られたエピソードを綴っています。

 

しかし転校先のトモエ学園では同じような場面でも叱られずのびのびと才能を発揮できて、その結果、今の自分があるのだと振り返りました。

 

「ルールを守ろう」と子どもに教えるのは大切ですが、その一方で、大人のためのルールだらけになっていないかも考えつつ、ムダに叱らなくてすむような工夫をしていきたいですね。

 

文/高谷みえこ

参考/書籍『窓際のトットちゃん』黒柳 徹子 著 いわさき ちひろ 挿絵(講談社刊)

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