子どもの健康
2020.03.03
子どもの鼻には「鼻水・鼻くそ」がたまりやすいもの。放っておくと口呼吸や感染症につながる可能性もあり、まだ自分で処理できないうちは、ママがこまめにお手入れしてあげたいものです。お掃除のコツやお手入れ方法を、ママ看護士がアドバイスします。
なぜ子どもは「鼻くそ」がたまりやすい?
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子どもの鼻をのぞいて「小さな鼻の中にこんなに大きな鼻くそが!?」と驚いたことはありませんか?
筆者は声をあげて驚いた記憶があります。鼻の穴が小さいうえ、子どもも嫌がるので、取り除くのにひと苦労ですよね。
鼻くそは鼻腔内に侵入した、大気中のほこりやハウスダスト、ウイルスなどが元になっています。
これらの異物と、鼻腔から少しずつ分泌されている粘液とが鼻腔内で混ざり合うと「鼻水」になり、これが乾燥して固まると「鼻くそ」となります。
子どもに鼻くそがたまりやすいのは、鼻水が出やすいこと、大人より鼻腔が狭いこと、セルフケアできないことなどが関係していると考えられます。
鼻水や鼻くそがたまる弊害は、まず息苦しくて寝つけないこと。口呼吸になるので喉も乾燥し、赤ちゃんの場合は哺乳が十分にできなくなってしまいます。
また鼻水が多い、喉に流れ込んで咳き込みの原因になるほか、黄色・緑色のドロドロした鼻水が長く続くと、副鼻腔炎や中耳炎に発展することもあります。
たかが鼻くそ、されど鼻くそ。正しい方法で、小まめにお手入れをしてあげることをおすすめします。