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子どもの誤飲「さあ、どうする?!」とっさのとき〝親が取るべき〟行動

子どもの健康

2019.11.29

2019.12.03

子どもの「誤飲」とは、主に有害・危険な異物を飲み込んでしまうことを言います。 目についたものを何でも手に取って、口に入れるようになる生後5か月頃から、4~5歳までは注意が必要です。とはいえ育児に「まさか」はつきもの…もし、子どもが誤飲したとき、どう行動すればいいのでしょう。


子どもが誤飲しやすいもの


 

iStock.com/Satoshi-K

 

厚生労働省の調査報告(※1)を見ると、子どもが誤飲するものは「たばこ」「医薬品・医薬部外品」「食品」の順に多いことがわかりました。

親がどんなに気をつけていても、一瞬目を離した隙に「ヒヤッ」とする事態は起こってしまうもの。子どもは、大人が考えもつかないようなことをするもの。

昨日まで届かなかった場所に急に手を伸ばしたり、引き出しを開けたり、キャップを回して口に含んだり…子育てに「まさか」の事態は日常茶飯事です。

 

誤飲した!まずは「状況把握」


 

iStock.com/gyro

 

子どもの様子から「もしかして誤飲した?!」と思ったときは、以下をチェックしてください。

 

●口に何かを含み、モグモグ動かしている
●よだれがダラダラ出ている
●口や手から臭いがする(タバコや洗剤など)
●飲み込んだらしきものの数や量が減っている

 

誤飲の現場を見るととても慌ててしまいますが、まずはできる限り冷静かつ迅速に対応しましょう。

「いつ」「何を」「どれくらい」飲んだかを把握することは、この後の対処方法を決定する上で、とても必要な情報です。

タバコは吐かせるのが基本ですが、薬品などは飲んだ種類によって、吐かせていいものと悪いものがあります。

また水や牛乳も、飲ませていいときと悪いときがあり、自己判断で処置に当たるのは危険。

「日本中毒情報センター」「子ども医療でんわ相談(#8000)」などの相談機関に電話して、状況を正確に伝えてください。

そのうえで、応急処置が必要な場合は指示に従って処置を行い、医療機関を受診しましょう。

 

窒息時の処置について


 

iStock.com/gyro

 

注意したいのが、異物(固形物)が口の中に残っている場合。

可能な限り指でかき出しますが、このとき大きな声を出したり、いきなり指を突っ込んだりは危険です。

子どもが驚いて飲み込んでしまったり、異物が更に奥に進んでしまうこともありますので、落ち着いて慎重に行いましょう。

既に飲み込んでしまった場合、無理に吐かせることは危険ですので、まず医療機関を受診してください。

また一番緊急性が高いのが、喉に異物を詰まらせて「窒息」している状態です。

119番通報した上で、喉に詰まった異物を取るよう試みます。

1歳未満では仰向けにして胸を圧迫するか、片手で身体を支えながらうつ伏せにして、もう片方の手で背中を叩きます。

1歳以上では、子どもの背部から両腕を回してみぞおちの下で手を組み、その手を腹部上方へ圧迫するように突き上げます。

それでも異物が取れなかったり反応がない場合は、心肺蘇生に切り替えていくことになります。

 



誤飲が起こる「時間と場所」


 

冒頭の厚労省の調査によると、誤飲が多く発生する時刻は「16〜21時」、場所は「居間」と「キッチン」という結果でした。

お迎えして家に帰り、慌ただしく夕食のしたくをしている…まさにそんな「子どもから目を離しがちになるシーン」です。

発生したときの対処を知ることも大事ですが、自宅の環境を見直したり、子どもの行動に注意したりなど、誤飲を防ぐ対策も大事。

いざという時のシミレーションするとともに、家の中の安全性を再点検してみませんか?

 

iStock.com/Satoshi-K

 

(※1)「家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告」家庭用品等による小児の誤飲事故のべ報告件数(10品目)2017年度

 

 

文:松本 悠里香

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