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なぜ「寝る前スマホ」でほうれい線が深くなるのか【皮膚科専門医に聞く】

美容

2021.11.24

スマホに映る自分のシワに驚く女性

スマホに映った自分のシワに驚くことも

「寝る前のながらスマホが、ほうれい線をくする原因のひとつです」。皮膚科専門医の土屋佳奈先生によると、ほうれい線を目立たせないためには、紫外線・ブルーライト対策と規則正しい睡眠が大切とのこと。なぜ、これらの生活習慣がほうれい線の進行に関係するのでしょうか。

PCやスマホのブルーライトでもダメージを受けている

意外に知られていませんが、パソコンやスマホから発せられるブルーライトは肌の深部に影響を与えます。土屋先生は、在宅ワークでパソコン作業したり、スマホを楽しむ人に警鐘を鳴らします。

 

「ブルーライトは肌の奥にある真皮まで入っていき、ハリや弾力を支えるたんぱく質『コラーゲン』や『エラスチン』を傷つけ、肌をたるませます。このたるみが、ほうれい線の原因になるのです。ブルーライトを長時間浴び続けると、たるみが加速して、ほうれい線も深く濃くなっていきますよ」

 

年齢とともに、ほうれい線が深く濃くなるのはしかたないこと…とあきらめてしまいそうですが、土屋先生によれば対策もあるそうです。

 

「これを抑えるには、パソコンやスマホの画面にブルーライトカットのシートを貼るのをおすすめします。また、ブルーライトに効果のある日焼け止めを塗るとさらに良いでしょう」

 

もちろん、紫外線対策として日焼け止めを入念に塗るのもも大切です。屋外では日焼け止めをこまめに塗っていても、屋内では不要と思って塗らないことも多いですよね。しかし、「目に見えていないだけで、紫外線ダメージを受けています」と土屋先生は話します。

 

「太陽から出る紫外線は、波長が長いUVAと短いUVBの2つ。特に、UVAは窓ガラスを通って肌に到達するため、無意識のうちに屋内で紫外線ダメージを受ける可能性があります。日焼け止めは、屋内にいてもこまめに塗りましょう。紫外線のダメージは、肌の奥にある厚い層(真皮)に影響し、コラーゲンとエラスチンがやせ細ってしまいます」

睡眠不足だとコラーゲンやエラスチンが増えなくなる!

肌にいい毎日の行動習慣

ほうれい線を増やさないための習慣

土屋先生曰く、睡眠中に分泌される成長ホルモンが肌のターンオーバーを整えてくれるそうです。40代以降はターンオーバー周期が20代の頃の約2倍かかるようになり乱れていくと言われています。

 

ターンオーバーの周期が乱れると、新しい細胞が作られなくなるため、「コラーゲン」と「エラスチン」が増えにくくなります。

 

「深夜0時前までにはベッドに入りましょう。初めの2~3時間でぐっすり眠れると成長ホルモンが最も分泌されるため、しっかり入眠準備を。特に、寝る前はスマホを見るのはNG。スマホのブルーライトが脳を刺激して目を覚ましてしまうので要注意です。5~6時間以上眠れれば、ターンオーバーが促進されますよ」

 

また、「コラーゲン」や「エラスチン」は加齢によって減少するため、年をとるにつれてほうれい線は深く濃くなっていくと言われています。

 

「閉経が近づく40代から、女性ホルモン『エストロゲン』が減り、たんぱく質を作る能力が低下するため、『コラーゲン』と『エラスチン』が増えにくくなくなります」

 

仕事や家事、育児などに追われているとなかなか難しいかもしれませんが、できる範囲で快適な環境や睡眠をとりましょう。

 

パソコンやスマホのブルーライトが肌へのダメージとなっていた話には驚きましたね。仕事中ずっとパソコンを見たり、スマホをずっと眺めたり。やってしまいがちですが、その積み重ねがほうれい線を深くします。連日の寝不足もほうれい線を目立ちやすくするため、できるだけ睡眠には気を配りましょう。

 

PROFILE 土屋佳奈さん

皮膚科専門医。東京医科大学卒業後、東京女子医科大学皮膚科医局に入局。現在は、つちやファミリークリニック浅草院 院長を務める。肌そのものの力を信じ、トラブルのない肌を目指す診療を行っている。http://tsuchiya-family-asakusa.com/ Instagram(@dr.kana_tsuchiya)でも情報を発信。

取材・文/廣瀬茉理 イラスト/かりた

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