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「バストが垂れるのはブラの選び方が間違ってるせい」って本当!? プロに聞いた!

美容

2021.05.20

美乳導入イラスト

前回記事(※)では、読者アンケートによって産後のバストにまつわるお悩みが明らかになりました。そこで今回は、「ワコール人間科学研究所」の研究結果から商品を開発するブランド「ワコールマタニティ」によるアドバイスをもとに、読者から寄せられたバストにまつわる疑問や悩みを解決していきます。

 

ワコール広報・艸川康代さん

お話を伺うのは、ワコール 広報宣伝部の艸川康代さん。日本人女性のバスト事情をわかりやすく教えてくれました!

重力に晒されやすい産後のバストを守るには?

── バストの悩みについて読者アンケートを取ったところ、授乳期を境にバストが大きく変化したという声が多く寄せられました。変化する原因は何なのでしょうか。

 

艸川さん:

バストは産前から少しずつ大きくなっていくんですよ。授乳期にはもとのサイズから2カップもアップし、重たさが増します。授乳するとしぼみ、また授乳までに少しずつ母乳を蓄えながら膨らんで…という変化を一日に何度も繰り返すことで、バストには大きな負荷が掛かります。またバストが大きくなった分、重力による負荷も大きくなるんです。

 

そこでおすすめなのが、妊娠したことがわかったタイミングでマタニティー用ブラジャーを使いはじめること。おすすめは、マタニティブラの機能に、バストを“重力から守る”機能をプラスした「バストケアBra-産前・産後-」です。授乳や抱っこなど、さまざまな姿勢で体を動かしてもバストのアンダー部分を固定してくれる機能があるうえ、かがんだときもバストの上部に負荷がかからないよう、ブラジャーの上側にバストを固定する機能がついています。

 

── バストにかかる負担を軽減してくれるのは嬉しいですね!ただ、産前のバストサイズに合わせて購入したブラジャーだと、産後にはサイズアウトしてしまうのでは。買いたす必要がありますよね?

 

艸川さん:

いいえ。マタニティー専用ブラジャーは産後、サイズアップしたバストにも対応できるよう、ストレッチ性の高い生地でつくられているんです。2カップ程度であれば対応できるので、早めに準備して身につけていただければと思います。

快適なつけ心地で美しいバストラインもかなう“神下着”なんてあるの!?

── 最近はバストをきれいに見せながら、着心地も快適なタイプの下着が増えていますよね。ブラトップなどは読者にも人気です。これらにはバスト補正の効果はあるのでしょうか?

 

艸川さん:

ブラトップは人気ですね。一般向けに発売されているノンワイヤーブラ「GOCOCi」は快適なつけごこちが人気で、マタニティ用も発売しています。バストアップ効果が期待できるワイヤー入りブラに比べるとサポート力は落ちますが、ストレスフリーなつけごこちが実現できています。着用シーンによって使い分けることがおすすめします。

 

── マタニティ用は一般用とどう違うのですか?

 

艸川さん:

産前・産後で使えるマタニティ用「GOCOCi」の場合、授乳しやすい機能があることや、大きくなるバストをアームホールがしっかり支えてくれる設計になっているのが嬉しいポイントです。一般用の「GOCOCi」との共通点は、左右一体型のピーナッツ型パッドでキレイなバストラインに整えてくれる点です。

 

── では、産後のバストラインを美しく見せてくれる下着選びのポイントは何でしょうか?

 

艸川さん:

下着選びのポイントは、自分の体にぴったり合っているかどうか、です。まずは、自分のサイズを正しく知ることから。ただ、サイズだけでは、正しいブラジャーは選べません。店頭で下着専門スタッフに相談しながら、試着して快適な下着選びをおすすめしていますが、コロナ禍で足を運んでいただく機会は減っていると思います。

 

特に産前・産後はさまざまな理由で外出が困難なことも多いですよね。なので、ワコールでは現在「Zoom」を使用したリモート接客サービスを行っています。ご自宅のパソコンやスマートフォン等でつないでいただき、ワコールマタニティのビューティーアドバイザーがオンラインで対応しています。

 

── 出産とは別に、年齢によるバストの変化についても教えてください。

 

艸川さん:

ワコール人間科学研究所の研究結果から、加齢によるバストの変化は、出産に関わらず、すべての人が同じ順序で体型変化していくということがわかりました。加齢によるバストの変化を4段階で表しています。

 

加齢によるバストの変化

 

変化する要因としては、大きく分けて以下の3つが考えられます。

加齢によるバストの変化の要因

  • 変化1:加齢によるホルモンバランスの変化により、「脂肪」と「乳腺」の割合が変わり、バスト全体がやわらかくなる。
  • 変化2:加齢により皮ふの表面の弾力性・柔軟性が低下し、バストを支える力が弱くなる。
  • 変化3:バスト自体にかかる重力と、揺れなどの外部からの刺激が長時間継続すると、バストを支えるクーパー靱帯にストレスがかかり伸びてしまう。

    これらの要因が重なることでバストが下垂していくと考えられています。変化したバストはもとには戻りませんが、なりたいバストに合わせてブラ選びを楽しむことができるなど、“やわらかくなったバストを活かしてバストラインを美しくみせる”バストの変化ステップに合わせたブラジャーもご提案しています。

     

    ── バストの変化に合わせてブラジャーも最適なものを選べるのは嬉しいですね。ちなみに、読者からは「ブラジャーが最近背中に食い込むようになった」という声も寄せられましたが、これも加齢によるものでしょうか?

     

    艸川さん:

    そうですね。少し動いただけで背中に食い込んだり、カップが浮いてくるという経験をされているなら、加齢によって体が変化したことが原因かもしれません。

     

    バストサイズは20 代の頃と変化していなかったとしても、20代のバストに合うブラジャーが年齢を重ねたご自身の体型に合うとは限らないので、食い込む原因に繋がっている可能性もあります。

     

    女性のバストはサイズが同じでも、一人ひとり、かたちや大きさが異なります。ブラのフィット感を大切に、ブラ選びはもちろん、ブラのつけ方も見直してみてはいかがでしょう。今の自分の体に合ったブラジャーをぜひ吟味して選んでいただきたいです。

    「夜用ブラをしていればバストは流れない」はホント?

    ── 読者アンケートで、バストケアの一環で夜用ブラジャーを使用している人が多いことがわかりました。身につけることによってバストアップが叶うものなのでしょうか?

     

    艸川さん:

    ワコールでもご用意している夜用ブラジャー「ナイトアップブラ」はそもそも、着用することで下がったバストを上げる、といった効果を狙ったものではないんです。ワコール人間科学研究所の研究をもとに、寝姿勢で動くバストを包み込むように支え、脇に流れるバストを適正な位置に安定させる役割を果たすよう設計されています。

     

    寝ているあいだもバストは上や横に流れたり、寝返りで左右に流れたり、昼間と同じく夜もバストは動いています。「ナイトアップブラ」を着用することで、寝返りによる睡眠中のバストの不快感を和らげ、心地よい眠りを誘います。

     

    バストが流れてしまわないようにと、ワイヤー入りのブラジャーをつけて寝ている方がいると聞きますが、バストを締め付けたまま眠ることで睡眠の妨げにもなるので、ストレスフリーなタイプを選ぶのがおすすめです。

     

    ── 昼用と夜用では目的が違うわけですね。ちなみに、お子さんは夜用ブラジャーを使っても良いものでしょうか?

     

    艸川さん:

    同じような質問を時々いただくのですが、成長期のお子さんのバストは、大人のバストとは異なり、まだ固いため睡眠時に横に流れる可能性は少ないんです。バストが動いて睡眠の妨げになるということもないので、夜用ブラジャーは必要ないと考え、ワコールでは子ども用の夜用ブラジャーはご用意していません。

     

    ただ、最近そういった問い合わせも増えており、夜用ブラジャーの関心の高さがうかがえます。どの下着も用途に合わせて上手に活用していただきたいですね。

     

     

    産後や加齢などが影響し、変化していくバスト。その変化に合わせた最適なブラジャーを選ぶことで、理想のバストへ近づくことも不可能ではないということがわかりました。次回はバストの日常的なケアのポイントを美乳家・原 志保さんに伺います!

     

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    取材・文/望月琴海

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