「キャリコネ」が、同サイトの給与明細投稿をもとに「残業の少ない都道府県ランキング」を発表。「働き方改革」や労働力不足が話題の今、実際に残業時間が短いのはどの都道府県なのかが明らかになりました。
3大都市圏で残業が多いのは企業数の問題?
働き方改革の推進により、残業削減に向けた動きが全国で見られます。労働力不足などの関係で「地方のほうが都会より残業が長くなりがち」という声も聞かれますが、実際のところ残業時間が短いのはどの都道府県なのでしょうか。
今回発表された都道府県別ランキングでTOP10入りしている県のうち、3大都市圏に属するのは千葉県のみ。それ以外は中国地方や九州地方など、地方圏がランクインしました。東京都、大阪府、愛知県が軒並み下位に入っているため、「都会のほうが残業が多い」という印象を受けます。しかし企業ごとの残業時間を少ない順に並べ替えると、3大都市圏に所在する大手企業が上位にランクインしました。都会では企業数が多いため、残業時間が長い一部企業の存在がランキングに影響したのかもしれません。