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ヨーグルトは健康食品として、これまでもしばしばブームとなってきました。その中でクローズアップされていたのは乳酸菌でした。最近は、「腸活」ブームとなり、いかにして乳酸菌を腸まで届けるかといったことが注目され、「生きた乳酸菌を腸まで届ける」といったフレーズも耳にする機会がふえています。


現在もヨーグルトのブームが再来してきているのですが、ヨーグルトそのものの機能が注目されているのです。進化したヨーグルトなどと言われているのですが、どんな進化を遂げたのでしょうか。

■進化したヨーグルトとは?

乳酸菌に関しては有用なものはすでにいろいろな形で商品化され、一段落した感があります。そのため、今度はヨーグルトそのものが変わってきているのです。ヨーグルトをベースに様々なバリエーションの商品が販売されているのです。ヨーグルト+アルファでさまざまな商品が作られています。 ヨーグルトの効果に合わせて、さらに機能アップしたヨーグルトということで進化したヨーグルトとなるのです。 いろいろな食品と組み合わせることを前提として作られるヨーグルトの進化系ということで、他の栄養と組み合わせることで、いろいろな相乗効果が生まれます。 ヨーグルト自体が健康によいものということを前提として、さらにダイエットに効果的な食材を加えたり、また、美容によいとされる食材を加えたりしたものです。 例えば、数年前に話題になったグラノーラ。それにかけて一緒に食べることを前提としたヨーグルトでとろとろの触感に仕上げられたものが各社から販売されています。固形のヨーグルトと飲むヨーグルトの間といったところでしょうか。 もちろん、とろとろになったヨーグルトはグラノーラだけでなく、いろいろな料理にも利用できます。スムージーなどとの相性も抜群によいのです。 他にも豆乳を使用したヨーグルトも販売されています。以前からあったのですが、豆乳を使用することで、ヨーグルトとは異なる豆乳のにおいが強く、あまりありません。おいしくはないけれど健康のために食べるという感じでした。 ですが、近年のものは、そのにおいが解消され豆乳ヨーグルトもおいしくなっているのです。牛乳が苦手な人でも食べられるヨーグルトですし、コレステロールの心配もないのです。

■ダイエットのためのヨーグルト

ヨーグルトを食べることで、腸内環境が改善され便秘などにも効果があります。ですから、ヨーグルト自体にもダイエットの効果はあるということになります。 ですが、近年人気となっている特別保健用食品、トクホのようなヨーグルトもあります。食事の前に食べることで糖や脂肪の吸収を抑えてくれるというものです。糖や脂肪の吸収を抑えるということはダイエットにもかなり効果的であるといえます。さらに、メタボリック症候群の予防や改善にも効果があるため、生活習慣病の予防にもつながるのです。 ダイエットが必要な状況であれば、生活習慣病のリスクは高くなりますから、ダイエット自体が生活習慣病に対しても効果があるのです。 ガセリ菌SP株は乳酸菌の一種ですが、この乳酸菌を配合することによってダイエットに効果が得られます。というのも、ガセリ菌SP株は生きたまま腸に届き、コレステロール値の低下や抗酸化作用があるのです。さらに内臓脂肪を減少させる働きもあるようなのです。もちろん、すぐに効果があるというわけではなく、数か月続けることで効果が出てくるのです。 内臓脂肪を減らすための、食事や運動などと組み合わせると効果的にダイエットができそうです。