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お客様が来訪したときにはお菓子やスイーツなどでおもてなしをするケースもありますよね。和菓子とお茶、または、コーヒーや紅茶と洋菓子といったパターンがあります。


それぞれでどんなおもてなしが喜ばれるのでしょうか。和菓子、洋菓子で2通りのパターンを考えてみましょう。おもてなしですから、喜んでもらえるものがいいですよね。

■来客時のマナーについて考えよう

近年は核家族化が進んだことで人との関わりも少なくなり、近所付き合いなども減ってきています。友人や知人が遊びに来るというのはよくあるとは思いますが、なかなか本格的にお客様に対しておもてなしをするといったケースは少なくなってきているのかもしれません。 ですが、来客時にはきちんとしたおもてなしをしてあげたいですよね。和菓子や洋菓子でおもてなしをするといったことも多いのですが、和菓子の出し方やお茶の出し方ひとつでもマナーがあります。最近は、あまりマナーについて気にしていない人も多いのではないでしょうか。


自分が気にしないからといって、相手も気にしていないというわけではないのです。特に相手が年配の方であれば、きちんとしたおもてなしをしたほうがよいでしょう。 マナー違反があったとしても嫌な顔をされるということはないとは思いますが、内心どう思っているかまではわかりません。ですから、基本的なマナーを身につけておけば、急な来客時にも落ち着いて対応できます。 来客時のおもてなしでは懐紙が便利です。おさらの上に二つ折りにした懐紙の上に和菓子を置くだけで上品なおもてなしができます。


また、折り方を工夫すればおしゃれで粋なおもてなしに様変わりします。もちろん、和菓子だけでなく洋菓子でも有効です。但し、水菓子系のものの場合、懐紙は防水加工されたものがよいでしょう。 また、お茶やお菓子は出す位置がきまっていますので気を付けましょう。お茶はお客様からみて右側、お菓子は左側となります。出し方も奥に出すほうを先に出します。


置いたものの上を通らないというのがマナーです。左側から出す場合は、お茶、お菓子の順番となります。また、複数の来客があるときは上座からということになります。

■和菓子でもてなそう

和菓子で人気となっているのが大分県の銘菓丸ぼうろです。もともとは450年も前にポルトガルから伝来したお菓子です。 小麦と卵、砂糖にはちみつのみを使用した単純なお菓子ではあるのですが、厳選した材料のみが使用されていて味わいは深いです。


子供からお年寄りまで相手を選ばないというのも良さのひとつです。直径は10センチと少し大きめですが、お茶だけでなく、コーヒーや紅茶にもあうので重宝するお茶菓子になります。


時間がたつと少し硬くなるのですが、お茶やコーヒーに浸して食べると別の美味しさとなるので、おやつにも最適なのです。


10個入りと20個入りがあり、賞味期限は2週間となっています。小麦粉やはちみつが使用されているので、お客様のアレルギーには注意しておきたいところです。 とらやの羊羹も人気の和菓子です。従来の大きなものを切ってお出しするのもよいのですが、50グラムの小型のもので味の違う羊羹をお出しするのも喜ばれるのではないでしょうか。賞味期限は製造から1年とかなり日持ちがするのもうれしいですよね。何といっても一口サイズで上品。お客様にとっても食べやすいのが喜ばれるポイントです。 これを来客用に準備しておけば、いざ急なお客様がいらしても、お菓子の用意に困ることはありません。賞味期限が近づいてきたら自分や家族のおやつとすればおいしく頂くことができますよね、小倉羊羹、黒砂糖入り、抹茶委入り、はちみつ入り、紅茶入りなどなど味にバリエーションがあるので組み合わせも色々と楽しむことができそうです。 お歳暮やお土産としても人気の和菓子になっています。