最近は形状記憶シャツやパンツといった、洗濯してもシワになりにくい衣類が増えてきています。ですが、全てがそうではないですし、パリッとした衣類を着たいのであれば、アイロンがけは必要です。
現在はいろいろなタイプのアイロンが発売されているので、使用用途に合わせたアイロンを購入すればアイロンがけの効率も上がるのではないでしょうか。特に夏場の暑い時期には長時間のアイロンがけは大変ですよね。
■コード式とコードレス
まず、コードのあるアイロンですが、長時間アイロンをかける場合に向いています。常時通電しているので、温度は常にキープされていて、いくら使っても温度が下がることがありません。
ただし、コードがあることでどうしても取り回しに制限が出ることがあります。コードが煩わしく感じることもあり、使用時に多少の制限が出てしまいます。 コードレスには2種類のものがあります。1つめはプレートでアイロン本体を温めるタイプのものです。 これは、プレートで本体を温めながら使うので連続使用しているとだんだんと温度が下がってきてしまいます。ですが、電元ケーブルがないため取り回しが自由です。どこでもアイロンをかけることができるのです。 2つめのタイプが充電式のものです。こちらの場合は、コードレスでも連続で使用することができます。バッテリーの容量分は連続して使用することができます。
取り回しも問題はありません。但し、バッテリーの容量がなくなると、使用できませんし、充電が必要になるため充電が終わるまでまたなければなりません。 アイロンがけをする衣類が多くなければ1回の充電で十分間に合うでしょう。また、バッテリーを内蔵しているため、他のアイロンに比べるとどうしても重くなってしまいます。そのため、他のアイロンと比べると長時間の使用で多少手に疲れが出てくるかもしれません。 もっとも便利なのが2Wayタイプのものかもしれません。コード式とコードレスの両タイプの機能を合わせたものです。 充電式のアイロンで充電器がなく、直接電源コードを接続できるタイプのものです。充電器を必要としないため、充電には電源コードを接続するため、電源コードをつないだ状態でも外した状態でも使用できるため、両方のメリットが活かせるようになっています。
■スチームの有無で考える
アイロンのもう一つの違いはスチーム機能の有無です。もともとアイロンにはスチーム機能はなく、霧吹き等で湿らせていたのですが、その機能をアイロン自体に取り込んだものです。
スチーム機能があれば、蒸気でシワを伸ばすことができるので、単にアイロンをかけるだけよりはシワが伸ばしやすくなります。 ハンガーにつるしたジャケットなどはスチームだけでシワが伸ばせるほどなのです。必須ではありませんがあると便利な機能といったところでしょうか。 また、アイロンとは異なりますが、スチーム機能だけのものもあります。洗濯後に使用するといったものではありませんが、ちょっと衣類のシワを伸ばしたいといった場合に手軽にアイロンがかけられて、重宝するグッズです。 アイロンはノンスチームのものにして、スチームは専用機でといった使い方もアリかもしれません。もちろん、スチーム付きのアイロンと併用するのも便利です。
シチュエーションに合わせて道具を使い分けることでアイロンがけも楽しくなるかもしれませんね。