仕事などの人間関係と“ママ友”の違い


「ママ友がほしい」というお悩みは、以前『すくすく子育て』(NHK)という番組にも寄せられていました。相談者は「子どもを産む前はバスガイドの仕事をしていて、友人との時間も楽しんでいた」とのことですが、今は夫としか話さない日が続いている状態。気兼ねなく育児の悩みなどを相談できるママ友が欲しいのですが、思いのほか難しく困っているといいます。

 

これに「恵泉女学園大学」の学長・大日向雅美さんは、「学校や職場であれば、生活感覚が似ていたり、趣味が同じだったり、そうしたことをきっかけに友人をつくっていけます。ですがママ友は、子どもを介しての関係という面があります」とコメント。学校や職場などと比べ、ママ友は人間関係の作り方に違いがあると指摘しています。その上で「すぐに何でも話せる人をと思わないで、少しずつ『はじめまして』と言える人からはじめていきましょう」とアドバイス。一気に距離を詰めるのではなく、地道な歩み寄りが重要なようです。

 

社会経験が豊富なママさんでも意外と苦労するママ友作り。焦ることなく、良好な関係を築いていけるとよいですね。

 

文/長谷部ひとみ