意外と多い子どもを乗せた自転車の事故


実際に日本では、どれくらい幼児同乗自転車の事故が起こっているのでしょうか。昨年「子供の事故防止に関する関係府省庁連絡会議」で公開されたデータによると、2011年から2016年の自転車事故による子ども(14歳以下)の救急搬送人数は2607人。そのうち1349人が、幼児用座席付自転車を使用している時の事故で救急搬送されています。

 

また「独立行政法人国民生活センター」が発表した資料によると、“子どもを乗せようとした時や駐輪動作時”などでも様々な事故が。具体的な事例としては、「子どもを停車中の自転車の前席に乗せて、母がヘルメットを装着しようとしたところ、自転車ごと左側に転倒(地面はアスファルト)した。擦過傷」「子どもは自転車の後席に乗っていた。母が乗ろうとした際にスリップし、前輪が持ち上がり、持ち直そうと試みたが、徐々に傾いて転倒した。子どもは右側を下にして落ち、右肘を骨折した」などが報告されていました。