自慢ばかりするママ友の心理はどうなっている?


人は誰でも、がんばった結果や、たまにラッキーなことがあれば「いいでしょ!」と自慢したいのが当たり前。 でも、たまにではなくいつも自慢ばかりという人の心理はどうなっているのでしょうか?タイプ別に解説します。

 

自分の中でトップの話題が自慢話

私たちは通常、たまに会う友人なら近況報告や共通の知人の消息、趣味やスポーツ仲間ならその趣味について…と、相手に合わせてお互いが楽しめるような話題を選んでいるはず。 しかし、中には自分の興味関心のある話題を、相手にお構いなく口に出したいタイプの人もいます。たまたまその人の関心が、学歴・職業・子どもが賞を取った…ということに集中していると、周囲には自慢話ばかりと受け取られることも。

 

悪口やネガティブな話題しかないより良いですが、相手への配慮やサービス精神はもう少し欲しいところですね。 今の自分に誇れるものがない、自信がない、充実していない…そんな状態のとき、人は過去の成功体験を話すことで精神のバランスを取ろうとすることがあります。

 

自信がないから誰かにほめられたい

子どもの頃、親から「お前なんてダメだ」と言われ続けた人や、学校でいじめに遭っていた人は、自己評価が極端に低いまま成長してしまうことがあります。 結婚して子どもも生まれ幸せなはずなのに、そのことに自信がなく、他人からほめられたり認められたりして初めて安心できるのですね。

 

そのために必死で「これを持っている」「これを買った」「子どもが賞を取った」などの発言を繰り返し、周囲の「すごいね」「いいな」という言葉を求めることがあります。 気の毒な面もありますが、毎回その役目をする人にとってはやはり辛いもの。

 

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劣等感の裏返し

また、子どもの頃、厳しい親に兄弟やよその子と比較して叱られ続けた人の中には、強い劣等感を抱えて成長してしまう人もいます。

 

体験談にもあった「嘘をついてまで自慢話をする」ママは、こうありたいという願望と、それが叶わないことによる劣等感から嘘をついている可能性も。 同じく体験談にあった「まだ歯が生えないの?」などの自慢をしてくるママも、子どもを通じて「自分は劣っていないんだ」と安心したくてやっているのかもしれません。

 

実際は誰にでもすばらしい部分と苦手な部分があり、どっちが上で下というのは本人が思い込んでいるだけなのですが、こういった劣等感と裏返しの優越感を得たいがために自慢するママも存在します。

 

自己愛・自己陶酔型

他人の話に興味がなく、自分の話だけを聞いてほしいタイプのママもいます。 職場でも、夫婦でも、子供を叱るときでも、相手の気持ちを考えながら話すのは大前提ですが、ついつい自分の思いを語りだすと止まらなくなってしまうのがこのタイプ。

 

自分の子どもの長所を口に出すこと自体はすばらしいことですが、相手の悩みをさえぎってわが子の良さを語るのは行き過ぎです。 他にも、わが子の武勇伝やほめられた話は、一度目は聞く方も面白かったり感心してほめてくれますが、それが気持ち良いからといって何度も同じ話を繰り返すとやはり迷惑がられてしまいます。 お気に入りの話を何回も繰り返すのは、お気に入りの曲を何回も再生するのと同じで、何がいけないのか分からない…という感覚の人もいますが、年配の方ならともかく、ママ友同士ではやらないように気をつけたいですね。

 

対抗心が強い、負けず嫌い、マウンティング

生まれつきの性格や、子どもの頃から勝負に勝つことでしか評価されなかったという人に時々見られるのが、相手より優位に立つための「自慢」です。 この場合、ある程度は人より優れている部分を持って必死に生きてきた人も多く、自分自身の容姿、持ち物、夫の職業、子どもの成績など、あらゆる点で他人より上であることを確認しようとします。

 

夫の年収や職業で妻の優劣がつくという発想は理解しがたい人も多いと思いますが、そういう相手を見つけるのも能力のうちということでしょうか。 子どもの成績や習い事で順位が下だと思っている相手に強く出るのも、自分の子育て能力が優れている証拠だということなのでしょう。

 

もちろん、夫や子どもの長所や成果を話すこと自体はよいのですが、それが純粋に話しているのか、対抗心やマウンティング目的で話しているのかは、話し相手がわが子の長所やや成果を口にした時の反応で見分けることができます。 ともに「いいね」「よかったね」と喜び合えれば問題ないのですが、不快そうにしたり、無視したり、すぐさま「でもうちの子は〇〇ができる」と別の部分で張り合おうとする場合は、いつも優位に立っていないと気が済まない「負けず嫌いママ」「マウンティングママ」の可能性大です。