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限られたお給料の中で賢くやりくりをしていくために、「買い物中も節約を心掛けている!」なんて方も多いのではないでしょうか。 買い物で節約するためのコツは、できるだけ安く買うということ。「安く買うために、いろいろな工夫をしている!」と言う方の中には、実は節約しているつもりが、実は節約になっていないというパターンが隠れていることをご存知ですか? 節約しているつもりが、実は節約になっていない3つのパターンを紹介します。当てはまる点がないかどうか、確認してみてください。

■「おまけ」に惑わされて、不必要なものまで買ってしまう

買い物中、よく見かけるのが「商品におまけをセットして購買意欲をそそる」というセールススタイルです。たとえば「ジュースを6本購入したら、特製ファイルがもらえる」「今回だけ、ミニボトルがセットになっている」なんてアイテムを見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。 こうしたおまけ、店頭で見かけて「お得!」と思ったときには、つい手に取りたくなるのが人情です。おまけがセットになっているだけで、なんとなく普段よりも得しているような、製品そのものが安く購入できるような錯覚に陥ってしまいます。 とはいえ、ここで冷静にならなければならない点がいくつもあります。 ・本当にそのおまけは、必要なものなのか?


・おまけに釣られて、本当は買う予定がなかった物を購入していないか?


・おまけがついていることで、本当にお得になっているのか? そもそもおまけが無駄である場合、おまけに釣られて物を購入する必要は全くありません。またいくらおまけが魅力的であっても、セットになっている本製品が不必要な物であれば、本末転倒の結果になってしまいます。 またおまけがセットになっている製品の中には、おまけをプラスすることで、普段よりも少し割高になっているなんてケースも存在しています。おまけがセットになっているときほど、「自分にとって本当にお得な買い物なのか」を、しっかりとチェックする必要があります。

■「○本購入すると△円安くなる」の罠

おまけ商法と同様に、まとめ買いで値引きをするスタイルも一般的なセールス方法です。「1つ400円の物を、3つで1,000円」といった例が、こちらに当たります。 1つ400円の物を3つ購入すれば、本来であれば1,200円となります。それが1,000円で購入できれば、非常にわかりやすく「お得になる!」と言えるでしょう。 とはいえ、こちらにおいても注意するべきポイントは存在しています。 ・3本も本当に必要なのか? 使い切ることはできるのか?


・家にすでに買い置きはないか?


・たくさん買い置きがあることで安心して、1回あたりの使用量に無駄が生じていないか? 金額的には確かにお得になるパターンなのですが、1本も買わなければ0円で済みます。0円と1,200円を比較したら、どちらの方が節約につながるのかは一目瞭然です。 「どうせ使う物だから買い置きしておけば良いし……」なんて考える方も注意しましょう。買い置きが多くなりすぎれば、使い切れなくなってしまう可能性も。また物が過剰にある状態では、「つい使い過ぎてしまう!」なんてことはありませんか? こちらも、結果的に節約とは真逆の行動につながることがあります。 金額的には確かにお得。しかし「本当に節約になるのか?」という点においては、それぞれで状況が異なるものです。自分の場合はどうなのかを、見極めてください。