私は出産マシーンじゃない!(沙織さん/26歳/パート)

家の跡取りが欲しいという、旦那と義実家の〝男児出産〟プレッシャーにうんざりしています。すでに娘はいるのですが、旦那は口をひらけば「男の子が欲しい」ばかり。出産のときも、第一声は「やっぱり女の子か…」でした。

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目の前にいる娘を、それなりにかわいがりはしますが、たいして関心もなくがっかりです。口を開けば「次は男の子がいいな」「早く2人目が欲しいね」と毎日のように言って。私はまだそんな気になれないのに、子作りしようとしてくる強引さに、悲しみや寂しさを感じています。 姑からも「次は男の子をよろしくね」「これ食べると男の子が産まれやすいんですって」とデリカシーのないことばかり。できれば男の子を産みたい気持ちはありますが、まるで「男の子を産まなければ嫁としての価値がない」かのような追い詰められ方に、毎日傷ついています。 「私は出産マシーンじゃない!」と叫びたい。子どもと一緒に逃げ出した気持ちでいっぱいです。