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<都市銀行のメリットは>

大都市では街のあちらこちらでATMが目につきます。おおむね都市銀行(都銀)のATMですが、地方に出掛けると、その地で営業展開している地方銀行がどんと構え、都市銀行のATMはなかなか見当たりません。

 

いわれてみれば、そうなんだけれど…と思ったみなさん。今回は都市銀行と地方銀行の違いについて見ていきましょう。 また、今注目されているネット銀行についても特徴を知っておきましょう。 そもそも都市銀行は、主要都市に置かれているからその名称を持っています。多くの支店も主な都市を中心に広がっています。 都市銀行は、預金や貸し出しなどの金額規模が大きいので、都市銀行のなかでもビッグ3はメガバンクとも呼ばれます。

 

 

3大メガバンクといえば、三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行、ですね。やや規模は落ちますが、りそな銀行も都市銀行に数えられています。 都市銀行の本支店などの拠点数は、三菱UFJ銀行が740拠点、みずほ銀行では787拠点、三井住友銀行では630拠点(2015年統計)といいますから、その規模のほどが分かります。 取引先も規模の大きい、いわゆる上場企業が多く、海外進出も果たして、そこに拠点も持っています。では、このようにネットワークが広がる都市銀行のメリットは何でしょうか。 まず、都市銀行は全国の主要都市に支店を構え、ATMを設置しているので、例えば旅行や出張で度々各地に出向く人には便利ですね。

 

 

また、取引額が大きなビジネスを始めたり、海外にも事業を広げたいと考えている企業なら、取引銀行は都市銀行がおススメです。

 

 

規模が小さくてもビジネス展開する際に、取引銀行がメガバンクであると信頼につながるとさえいわれています。 東京・名古屋・大阪など都市部で生活する市民にとっても都市銀行は身近で、サービスの点でも使いやすいものです。

 

 

逆に生活圏が地方にある人にとっては、支店やATMに行くには街に出ないといけないという状況で、不便に感じるかもしれません。