期待されていないのがわかる(かなこさん/32歳/販売)
化粧品の販売員をしていた私は、長年の夢だった「店舗責任者」の役職に就きました。スタッフに指導に、接客にと、慌ただしくも充実した毎日を送っていたのです。なのに、育休が明けたら「平社員」に戻っていました。また一生懸命、仕事をしようと思っていたので、当時のショックはかなり大きかったですね。 それでも(また一から頑張るしかない。販売に力を注ごう)と一度は決心したのです。でも私に任される仕事は、DMの発送や在庫の整理などの事務処理業務ばかり。接客する機会もないので販売実績を伸ばすことができず、私の評価はずっと低空飛行ままです。
なにが悲しいって、以前ならこんな成績だと「このままじゃダメだよ!」と叱咤されていたのに、いまでは「おつかれさま。これからも頑張って」としか言われないこと。(あぁ、もう期待されていないんだな…)と虚しくなります。