瀬尾まいこさんってどんな作家?


その他「瀬尾まいこさんの作品を全部買った!」との声もあり、作者の過去作品にも注目が。瀬尾さんは2001年に『卵の緒』(新潮社)で「坊っちゃん文学賞」の大賞に輝きデビュー。2005年には『幸福な食卓』(講談社)が発売され、こちらは映画化されるほどのベストセラー作品になりました。

 

そんな瀬尾さんは今回の「本屋大賞」発表会で、「この『そして、バトンは渡された』は自分で書きながら、書いてる途中に『私ってこんな気持ちが書きたかったんだ』『ここに書いた気持ちは私が普段思ってることなんだ』っていう風に気づけた作品です」とスピーチ。また執筆当時を振り返り、「愛情を注がれることはすごく幸せなことなんですけれども、愛情を注ぐ当てがあることはもっと遥かに幸せなんだってことを改めて感じました」とも語っています。

 

この時のスピーチにも、心を動かされる人が続出。中でも「愛情を注がれることは~」という部分には、「スピーチを見てグッときた」「『愛情を注ぐ方が幸せ』って確かにそうだと思うし、本の中でもしっかり描かれている」「こういう考えが根底にあるから、私は瀬尾まいこさんの作品が好きなのかもしれない」といった声が寄せられていました。