「子連れの観客」は出演者の目にどう映っている?


子連れでライブに来ることは出演者の目にどう映っているのでしょうか? ロックバンド「ASIAN KUNG-FU GENERATION」の後藤正文さんは2018年、ブログで「子連れの観客」について言及していました。

 

ブログによると「今回のツアーでは、いくつかの会場でライブに集中できない事態に遭遇しました。端的に言えば、安全とは言えないポジションに無防備な子どもがいました。両親と一緒とはいえ、声をかけざるを得ませんでした」とのこと。

 

また後藤さんはロックバンドの演奏を幼いころに聞くことについて、“大きな音を浴び続けると一時的に耳鳴りの症状がでたり、音が聞こえにくくなったりすることもある”と注意を促しました。

 

バンドとして、“子ども用の防音ヘッドフォンの貸し出し”や“児童のイヤーマフ着用を入場時にチェックする”といった対策も実施。「大人たちは自分の判断で何かを行い、ある程度のことは自分の責任だと納得することができます。けれども、子どもたちはそうはいかない」「そして、防音のイヤーマフをしていても、子どもたちにとって、その場所が安全かどうかは十分に注意しながら、楽しんでください」と綴っています。

 

子どもと良い思い出を作るためには、親がしっかり注意しなければならないですね。

 

文/長谷部ひとみ