★「何気なく物を置きたくなる空間」を排除する 家族が家中に物を散らかすのは、家の中に「何気なく物を置きたくなる空間」が多くあるからなのかもしれません。 たとえば「テレビ台の脇」や「ダイニングテーブルの隅」などは、「物を置いても邪魔になりにくい」と感じやすい場所。


「重い荷物」や「すぐに使う予定のもの」を、仮置きしたくなるのかもしれませんね。 また該当する場所に、すでに何か物が置かれている場合、「自分も置いても構わないだろう」という意識が、働きやすいと言われています。 家族の物が集まりやすい場所を観察して、一つ一つ問題をクリアしていきましょう。 テーブルは壁から離して設置して、上に物を「何もおかない」ことがコツとなります。


床の場合は、「起きやすい場所に観葉植物などを、あらかじめ設置してしまう」というのもオススメの方法です。 ただしこのコツを実践する場合には、必ず、「放置されている家族のアイテムを収納するための、定位置」を作ってからにしてください。


「普段置いている場所が置きにくい」→「じゃあ定位置に片付けよう」などと、家族の意識を誘導しやすくなります。 ★「物を減らす」メリットを伝える 片付け下手な人は、物を処分することが下手であるケースも多いものです。


捨てられない物がどんどんと増えていくうちに、片付けの難易度がどんどん上昇してしまい部屋が汚れる悪循環に陥ってしまう、というわけですね。 とはいえ、「物を捨てられない」人の物を、勝手に捨ててしまうのはNG行為です。


信頼関係を損ねてしまうほか、さらに物への執着心を増してしまうこともあります。 大切なのは、少しずつ意識改革をしていくこと。


「物を減らすメリット」を、わかりやすい形で伝えていきましょう。 「冷蔵庫の中のドレッシングを食べきったら、新製品を買おうと思う」「○○がなくなったら、ここに△△が置けて便利だね」


など、物を減らすことが「不便」ではなく「快適」なイメージにつながるよう、意識しながら話しかけてみてください。 実際に、言葉を実行に移していくことで、徐々に「物を減らす」ことに対するイメージも変わってくるはずです。

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■まとめ

片付け下手な家族に悩まされたときに、「自分」のペースに無理に巻き込もうとするのはあまりオススメできません。


それよりも、家族のペースや視点に合わせて、できることからスタートするとスムーズに進みやすくなります。 ママの知恵で、「家族みんなが快適に過ごせる家」を作ってみてくださいね。