それでもまだまだ根強い“手紙”の文化


そんな中、SNS全盛の今だからこそ“手書きの手紙”にハマる人も。ネット上では「日常的な連絡はLINEとかになっちゃうけど、手紙でしか伝わらないこともあるしイベントごとの時は書くかな」「親友との間で“文通”がマイブームになってる」「手書きの文章ってもらうとなんだか嬉しいよね」「レターセットを選ぶところからワクワクする」との声もみかけました。

 

また各地では“手紙”に関するイベントも度々開催されている模様。昨年11月には「ふみの日イベント 2018 in イオンモール幕張新都心」が開催され、プロの切り絵作家によるクリスマスカードのワークショップなどが行われました。またイベント開催日は“勤労感謝の日”が近かったため、「ありがとう」を送れる手紙の体験コンテンツも。その他会場には実の親子で漫才コンビとして活躍している「完熟フレッシュ」が登場し、トークショーで観客を盛り上げています。

 

確かに近年は“手紙離れ”が問題視されているものの、コミュニケーションツールとしては様々な可能性が。郵便料金が値上がりした後も、手書きの文化が続くことを祈るばかりです。

 

文/河井奈津