正しいヘアケアでツヤ美髪に!
髪は、見た目年齢に大きく影響します。髪の老化が始まる30代こそヘアケアの見直しどき。正しいケアで美髪を取り戻しましょう!
毎日の正しい習慣と頭皮ケアがカギ
急に髪のツヤやボリュームがなくなったり、うねりやクセが強くなったりと、髪の悩みを抱える人がグッとふえる30代。「今までと何かが違う」と感じる年代です。「30代になると、長年蓄積したパーマやカラーによるダメージが一気に表面化します。さらに、出産や授乳による栄養不足、仕事のストレスなどが追い打ちとなり、髪の老化を加速させます。つまり、30代以降は今までよりもヘアダメージやエイジングに気をくばったケアが必要なんです」(角さん) そこであらためて見直したいのが、毎日のケア。「正しいヘアケアは美髪の必須条件。正しいシャンプー、コンディショナー、ドライをマスターするだけで、髪は変わります」(角さん) さらに、これから生えてくる髪を健康にするのが、頭皮ケア。「毛穴が汚れていたり、頭皮が乾燥していると、生えてくる髪がうねったりゴワついたりしてしまいます。正しい頭皮ケアを続けていくと、生えてくる髪にツヤが戻るのを実感できますよ。いつでもきれいな髪は取り戻せます」(角さん) というわけで今回は、大人のためのヘアケアを徹底取材。忙しいCHANTO読者もまねしやすい、カンタンで効果的な方法が満載です。
教えてくれたのは
dea 角 薫さん
原宿に店舗を構える「dea」代表。サロンワークのほかにも、専門誌や一般誌の撮影、セミナーの講師など幅広く活躍している。
忙しくてもできる! 毎日の基本・美髪再生ケア
"髪を洗う、乾かす"は毎日のヘアケアの基本。間違った方法では、髪を傷めつづけてしまうことに…!! 忙しくてもとり入れやすい正解テクをご紹介!
ブラッシング&予洗いで洗浄効果をアップ!
シャンプー前のブラッシング、しっかり予洗いをすることのメリットは、少量のシャンプーで泡立つようになること。シャンプー量が多いと必要な皮脂まで落としてしまい、髪のツヤがなくなる原因に。
◼︎ブラッシング
髪と頭皮の汚れを落とす大事なステップ
シャンプー前にブラッシングすることで髪についた汚れやフケが浮き上がり、洗浄効果がアップ。髪のからまりがとれるので、洗髪時の抜け毛も防げる。
◼︎予洗い
予洗いをしっかりすれば毛穴がオープン
髪全体を洗うイメージで。ホコリなどの汚れが落ち、温まることで毛穴が開くのでシャンプーのとき汚れが落としやすくなる。髪の内側や衿足なども忘れずに。
体温に近い37度
「意外と大事なお湯の温度。高いと皮脂が落ちすぎて乾燥し、低いと毛穴が開かず汚れが残ってしまう。髪にとってベストな温度は、体温に近い37度くらい。お風呂の最後に水でサッとすすぎ、頭皮を引き締めるのもツヤ髪テクになります」(角さん)
〝泡で洗うと意識して洗髪時の摩擦を軽減
傷んでパサついた髪には、シャンプー時の摩擦も大敵! きめ細やかな泡で洗うことで、摩擦が軽減できる。シャンプーは髪に直接つけずに、手のひらで軽く泡立ててから髪にのせると効果的。
①シャンプーを手に取り軽く手のひらで泡立てる
シャンプーとお湯を混ぜながら、手の力を抜いた状態でこすると空気が入ってよく泡立つ。逆に、シャンプーを直接髪につけると全体にゆきわたりにくい。
②指の腹を使って頭皮をやさしく洗う
泡立てたシャンプーを頭にのせたら、指を広げて大きく円を描くようにすると、指の間から空気が入り、よく泡立つ。頭皮は指の腹を使ってしっかり洗うこと。
これはNG! ゴシゴシ洗う
ついやってしまう、爪を立てたゴシゴシ洗い。頭皮に傷がつき、抜け毛などトラブルの原因になってしまうので厳禁。
POINT2 泡立てが苦手な人は「泡シャンプー」で時短!
泡立てがうまくできない人や、シャンプーをたくさん出すクセがある人には、最初から泡で出てくるタイプのシャンプーがオススメ。片手でサッと出してそのまま使えるので時短になる。また、頭皮がデリケートな子どもにも使いやすい。
赤ちゃんの胎脂に近い保湿成分を配合したシャンプー。赤ちゃんと一緒に使えて便利。泡シャンプー ベビーフラワーの香り 350㎖ 900円(編集部調べ)/ピジョン
弱酸性に調節するコンディショナーと一緒に使うのがオススメ。アラウ. 泡せっけんシャンプー 500㎖ 600円/サラヤ