■木造住宅のメリット
・建築費用を抑えられる 木の家は鉄骨や鉄筋コンクリートに比べると、大幅に費用を抑えられるのが大きなメリットの一つです。また、構造体が軽いので基礎工事に必要な手間も少なく、その分だけコストを下げることが可能です。 鉄骨構造は柱などにあらかじめ防錆や耐火処理を行うため費用や期間が掛かりますが、木造住宅は木材に厚みがあるため耐火性が高く、内装の下地に耐火処理を行うので、工事期間を短く済ませることができます。 ・設計の自由度が高い 木造住宅は基礎と土台だけでなく柱と梁で強度を保つため、基本さえしっかりしていれば、設計の自由度がききます。そのため、リフォームや増築する場合にも自由度が高いのが特徴です。 木造住宅に長期間暮らす場合、リフォームが必要になってくることも多いですが、どのような改修工事にも柔軟に対応できるのは大きなメリットといえます。 ・耐久性が高い 木材は収縮や伸び、引っ張りや曲げなど、あらゆる面で強度に強いのが特徴です。湿度の多い日本では、木材が水分を吸収・排出を繰り返すことで、乾燥や湿度の高い時期を乗り越えることができます。 柱や梁に柔軟性があるため、地震や台風など災害の多い日本でも多く活用されています。 ・癒やし効果が期待できる 木材には香り成分が含まれているため、心や体を癒やしてくれるリフレッシュ効果が期待できます。 また、ヒノキはカビやダニなどを抑える効果が期待できるため、アレルギー体質を持つ人も安心して暮らすことができます。 木材は香りだけでなく、木目をながめているだけでも心が落ち着きますので、病院やクリニックなどの待合室にも多く活用されています。
■まとめ
木の家について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。 木造住宅は何かとメリットが多いですが、その分だけメンテナンスも大変という点もあります。湿気の多い日本では木材が腐ってしまうこともあるため、定期的に防腐剤を塗るなどの対処も必要になることを踏まえておきましょう。