■セキュリティーを強化する

最近ではセキュリティーが備わっている仕様の住宅も多いですが、マイホームを建てる場合、少しでも費用を安く済ませられるよう、セキュリティーを取り付けないこともあるようです。 元気なうちは体力的にも自信があるため、セキュリティーにはそれほど重要性を感じませんが、年齢を重ねると外部からの侵入などに対処できなくなります。 セキュリティーは住宅ローンに組み込むことができますので、家を建てるときにビデオ付きのドアホンや監視カメラ、ドアロックの強化など、最低限のセキュリティーを取り付けておくようにしましょう。 資金的に余裕があるなら、外部のセキュリティー会社に依頼すると、さらにセキュリティーを強化できます。

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■バリアフリーを取り入れる

高齢になると、自宅のちょっとした段差につまずいてしまい、そこから大けがにつながってしまうことになります。 年を取ってからの骨折やヒビは治りが悪く、場所が悪ければ死ぬまで一生痛みを伴ったり、ひどい場合は寝たきりになってしまうことも考えられます。 老後にケガをしないためにも、マイホームは全面バリアフリーにしておくと、ケガのリスクを下げられます。 高齢になって、もし車いす生活を余儀なくされるようになったときでも、バリアフリーなら部屋の中を車いすで移動することが可能です。

 

■手すりを設置する

若いうちは手すりなど必要ないと思うものですが、年を重ねるとちょっとした段差や階段がつらく感じ、上るのにも苦労します。 老後になって手すりをつければ良いと思うかもしれませんが、年を取ってからリフォームをするとなると、リフォーム費用がもったいなく感じ、そのままにしておく人も少なくありません。 最初から手すりを設置しておけば、老後になったときに肉体的にも経済的にも困ることがありません。 また、子どもが小さなうちは手すりが役立つことも多いので、ぜひとも最初から設置するようにしましょう。

 

■まとめ

マイホームは家族のいろいろな希望が詰まっているため、利便性より理想のほうを優先してしまうことも少なくありません。しかし、長期的に暮らすことを考えた場合、何年経っても住みやすい家にするために、間取りを自由に変更できる設計を考えたほうが良いでしょう。