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家計の相談といえば、やはり代表的なのが保険の見直しといったところではないでしょうか。この場合、保険会社ではなく、ファイナンシャルプランナーに相談することで、さまざまな保険会社の商品の中から、必要な保障内容と保険料に見合ったものを紹介してくれることになります。 ですが、ファイナンシャルプランナーの仕事としては、保険の相談だけではありません。家計におけるさまざまな課題についても相談を受け付けてくれるのです。

■ファイナンシャルプランナーの仕事

ファイナンシャルプランナーというのは、家計におけるさまざまな知識を身に着けて、その家計に関するさまざまな相談を受けアドバイスを行う、資格を持った人のことです。FPとよく呼ばれますが、「ファイナンシャルプランナー」自体はだれでも名乗ることができます。 もっとも名称独占資格自体は存在しており、代表的なものとしては国家資格「ファイナンシャル・プランニング技能士(1級~3級)」と、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が認定する「AFP」「CFP」があります。 FP技能士2級=AFP、技能士1級=CFPとおおまかに考えていればよいでしょう。 ファイナンシャルプランナーの仕事自体に資格は必須とはなりませんが、資格を取得していることで、広範囲な知識を有しているというお墨付きのようなものとなるようです。 一般的によく知られているのが、年金関連のものや、保険関連のものではないでしょうか。 保険の見直しを行う際に、ファイナンシャルプランナーに相談するといった人も少なくありません。実際には、それ以外にも、老後の生活を含めた人生設計から預貯金の管理、他にも投資信託に関することまで、生活におけるお金に関するさまざまな相談にのってくれアドバイスを受けることができるのです。

■家計の見直しにファイナンシャルプランナーを活用する

家計の見直しと言えば、家計簿をつけて自分で無駄を省いていくといった方法が一般的ですが、ファイナンシャルプランナーに相談することでより効率的な方法で見直しをすることができます。無駄遣いをなくすというのも大切ですが、無駄遣いといえど、時に必要な場合もあります。 家計の見直しで最も効率的なのが、固定費の見直しなのです。固定費は節約ができるようになると、それが以降ずっと続いていくことになるのです。早ければ早いほどその効果は大きくなるのです。 月に1,000円の節約だったとしても、それが、10年だと12万円、さらに10年早く見直したとすると、24万円といったように大きく異なってくるのです。一方で無駄遣いは毎回のことではなく散発的なものですから、その効果もわかりにくいのです。 ファイナンシャルプランナーはお金周りのスペシャリストですから、さまざまなお金に関する相談ができ、よりお金のかからない方法をいろいろと提案してくれるのです。