■うわさ話に巻き込まれないために

重大なものからくだらないものまで、職場にはさまざまなうわさ話があふれているもの。思わぬところでハラスメントの加害者にならないためには、こうしたうわさ話と、上手に付き合っていく必要があります。 まず、自分自身がうわさ話の発信源になってしまわないよう、情報の取り扱いには十分に注意しましょう。自分としては「コミュニケーションのつもりで」発した一言が、非常に大きなうわさ話になってしまう可能性もあります。特にプライベートに関わる情報は、自分のものも、そして周囲の人のものも、慎重に扱ってください。 ほかの誰かが発信したうわさ話を聞いたときには、むやみやたらと信じないことが大切です。うわさ話を耳にしたときには、「はっきりとした証拠があるのかどうか」を確かめ、それがないのであれば、程よく距離を置くことをオススメします。 別のテーマに話を変えたり、うわさ話に潜む矛盾点について、疑問を投げかけてみたりするのも良いでしょう。相手が無類のうわさ好きで、「何を言っても耳を貸さない!」という場合には、少し距離を置くのもオススメです。むやみやたらとうわさ話に加担しないことが、自分自身を守るためのコツとなります。 うわさ話を耳にしたら、ぜひ上手な対応を心掛けてみてください。冷静な態度を崩さないことが重要です。

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■まとめ

職場に流れるうわさ話。耳にしたときに、思わず「へ~そうなんだ!」と感じてしまうような場面も、少なくないのではないでしょうか。まことしやかにささやかれるうわさ話は、職場のコミュニケーションとしても活用されています。 しかし、うわさ話で職場の人を傷つけるようなことがあれば、それは立派なハラスメントです。自分自身がうわさを流した張本人である場合はもちろんのこと、「耳にしたうわさ話に賛同しただけ」という立場であっても、ハラスメントの加害者になってしまう可能性があります。 本当かうそかもわからないうわさ話に振り回されるのは、時間の無駄だと言えるでしょう。周囲の人とより良い関係を築いていくためにも、上手な対処法を頭に入れておくのがオススメですよ。