部下を信頼し、仕事を任せてくれるかどうか

男性部下が女性上司をチェックするときには、「自分を信頼し、最後まで仕事を任せてくれるかどうか」も非常に重要なポイントとなります。というのも、女性の中には男性よりもマルチタスクが得意な方が多く、ささいなことまで気を回しがちだからです。 部下が「自分の目標」を設定し、それに向けて頑張っている最中でも、女性上司は「その他多くの細かなポイント」が気になってしまうことがあります。女性上司にも、当然「なぜそれを気にするのか」という理由があるはずですが、なかなかそこまでは、男性部下に伝わらないもの。部下としては「横やりばかり入れられるのは、自分の仕事を信頼していないからだ」と思いがちです。 細かなポイントが気になってしまう気持ちもわかりますが、それが本筋とは関係ないポイントであれば、あえて目をつぶり、部下のやり方に任せることも重要なポイント。男性部下が出す「結果」に注目し、そこを評価できるように意識しましょう。 また仕事のプロセスが気になるのも、女性に多い思考回路だと言われています。男性部下にとっては、こちらも「細かなポイント」に入りやすいということを、しっかりと頭に入れておいてください。

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■まとめ

女性管理職としてチームを束ねる立場になったら、勝手の違いに戸惑うこともあるでしょう。つい気負い過ぎてしまう方もいるのかもしれませんね。とはいえ基本的に、「管理職に求められる能力」に、男女差は認められません。「部下をまとめ、目標達成に向けてマネジメントできる上司」を目指していきましょう。 また性差を意識し過ぎることが、かえってほかの人からの反感を招いてしまう可能性もあります。今回は「女性上司×男性部下」の関係性に絞って情報をお伝えしてきましたが、「部下は部下で、男性も女性も関係ない」という意識を持つことも、非常に大切なポイントだと言えるでしょう。 管理職の立場で能力を発揮するためには、これまでとは一味違う役割を求められます。周囲の環境に合わせて、自分らしく能力を発揮してみてください。