「有料座席」設置は最近のトレンド?


今回話題になった「70090型」以外にも、有料座席を導入している車両は様々。例えば2017年には、「西武鉄道株式会社」が有料座席指定列車の運行を開始。西武鉄道の新型通勤車両「40000系」を使用しており、「S-TRAIN」という愛称で親しまれています。

 

こちらは全席指定席となっており、平日は所沢~豊洲の区間で運行。土休日の運行期間は西武秩父~元町・中華街となっており、ちょっとしたランチや観光にぴったりです。「電源コンセント」や「SEIBU FREE Wi-Fi」も提供されており、移動中のインターネット利用にも便利。トイレには「おむつ交換シート」も設置されており、子ども連れも利用しやすい車両になりました。

 

東急電鉄は昨年12月より、「大井町線」で有料座席指定サービス「Q SEAT」を実施。「6020系」のうち1両をロングシートからクロスシートへ転換できる車両に置き換え、大井町発・田園都市線直通の急行長津田行きとして運行しています。

 

今年3月からはJR西日本が、「JR神戸線」や「JR京都線」などの一部新快速に有料座席サービス「Aシート」を導入。12両編成の車両のうち1両に、500円で着席できる46席の自由席を設けました。

 

続々と導入される有料座席に、SNSなどでは「有料座席が最近のトレンドなのか?」「通勤電車の劣悪な環境を考えたら、この流れは嬉しい」「他の通勤電車でも有料座席をどんどん導入してほしい!」との声が。一方で、「混雑率が高い電車で実施すると、より他の車両が混むことになりそう」などとも指摘されています。