■泥汚れを落とすテクニック
靴下がぬれていた場合はまず乾かします。泥汚れをキレイにするための最重要ポイントです。泥がついてしまった靴下がぬれていると水洗いしたときのように泥が浸透してしまいますので、ドライヤーなどを使って乾かしましょう。 ちなみにドライヤーが使えないユニフォームなどは一度外に干して乾かすのがおすすめです。 靴下が乾いたら洗濯に使うブラシなどを用いて泥を落としていきます。たわしのような形状のもので大丈夫です。 靴下の繊維を意識しながら奥まで入り込んでしまった泥をブラッシングでかきだしていきます。これで大きな泥が落ちます。 次に洗濯用の液体洗剤、もしくは洗濯に使う弱アルカリ性の固形せっけんを汚れたところに塗布します。それからもみ洗いをします。 もみ洗いができたら軽く水で洗い流し、洗濯機に入れましょう。靴下をより白くしたいなら漂白剤を一緒に入れると理想的です。 洗濯機の底板にはでこぼこがあるので泥で汚れた靴下は一番下に入れるようにすると汚れが落ちやすくなります。 おさらいすると泥汚れのついた靴下は洗濯機に入れる前に乾燥させてからあらかじめ泥を落とし、せっけんや洗剤でもみ洗いしてから洗濯機に入れるということです。 最後の行程で洗濯機に任せますので衛生面でより安心できるのではないでしょうか? 靴下に泥だけではなく頑固な皮脂汚れもある場合はつけおき洗いが有効です。先ほどご紹介したテクニックの洗濯機に入れる前までの手順に従って靴下を洗い、 容器にお湯をはります。40~50℃程度のお湯が望ましいです。 沸騰したお湯に同じ分量の水を加えると約50℃になります。 容器に靴下を入れたら一晩放置します。翌日は靴下を軽く水洗いしてから洗濯機に入れましょう。先ほどと同様に洗濯機の最下層に入れるのをおすすめします。 さて、つけ置き洗いでも落ちないような汚れがついてしまった靴下はどうすればよいのでしょうか?洗濯機で洗う前までの工程で汚れが落ちないようであれば煮洗いを試みましょう。 用意するものは粉末洗剤と重曹です。1 lの水に粉末洗剤と重曹を大さじ1ずつ溶かして靴下を煮ていきます。 30~40分間しっかり煮るのがポイントです。 粉末洗剤には液体洗剤よりも強力に汚れを落とす力があります。 靴下を煮たら ゴム手袋などをはめて熱いうちに軽くもみ洗いしましょう。その後水で洗ったらおしまいです。目に見えない汚れが気になる場合は洗濯機で洗ってもよいでしょう。 ここまでご紹介した3つのテクニックで頑固な泥汚れがついてしまった靴下でもキレイになります。捨ててしまおうかと思うほど汚れた靴下が復活するのは嬉しいですね。