職場によって状況はまったく違う(かずこさん/38歳/事務)
一般企業の人事総務部で働いていました。この部署なら、妊娠や出産に関する配慮はバッチリ…と思いきや、まったくそうではありませんでした。 1人目の出産予定日が4月と分かり、「2月頃から産休に入りたい」と女性の先輩に伝えたところ、なんと「また忙しい時期に、やってくれたわね…」と言われたんです。 確かに3月ごろから、人事総務部は異動シーズンで超多忙な時期。社宅の手配や定期代の精算など、仕事は山積みなんです。男性上司は了承してくれたものの、先輩からは日々嫌味を浴びせ続けられました。 「次の異動シーズンは、ほんっと大変だわ」「あ〜、私も直前で逃げ出したい!」と聞こえよがしに。よくよく観察してみれば時短勤務ママにも当たりが強く、復職後も環境はよくなさそう。かなり悩みましたが、産休は取らずにそのまま退職しました。
2年後にいまの会社に再就職し、しばらくして2人目を授かりました。「よかったわね!」「あとのことは私たちに任せて!」と言ってくれる先輩ママたちに囲まれ、職場によって状況はまったく違うんだと実感しました。