職場への妊娠報告するとき、告げるタイミングや伝え方など、気を使ったママも多いと思います。そんなときに浴びせられた、職場の先輩女性の思いがけないひと言を引き金に、結果的に退職を決意したママたちの話を聞きました。
あなたのクラス誰が見るの?(さわこさん/35歳/休職中)
保育士として働いていたときに妊娠が判明し、妊娠4か月目に職場に報告をしました。でも「おめでとうございます」とごく一般的な反応だけ。その後の仕事内容はいままで通りで、特になんの配慮もありませんでした。本当に「ただ妊娠を報告しただけ」です。
「みんなでボール遊びしますよ〜、じゃ先生も早く!」と声をかけられたり、鉄棒で遊んでいる子のフォローを任されたり。お腹に負担がかかることもあり、「子どもになにかあってからは遅い」と判断して、先輩に「少し早いうちから産休を取りたい」と相談したんです。 するとまったく予想外にも「困るわよ! あなたのクラスの面倒は誰が見るの?」と聞き返されてしまったんです。返事に詰まっていると「新年度までは頼んだわよ」と告げて立ち去ってしまいました。 その後も先輩からは「いつから産休か」ではなく「いつから復職できるか」の話ばかり。主人とも相談し「いまのままでは体を壊してしまう」という結論に至り、退職することにしました。