起業する人は就業経験が豊富?


「起業してから軌道にのるまで30年かかりました」という声もありましたが、会社を興す人は何歳ぐらいで起業に踏み切るのでしょうか。2019年1月に「日本政策金融公庫総合研究所」が発表した「起業と起業意識に関する調査」によると、「起業時の年齢」で一番多かったのは「29歳以下」の30.1%。次いで「30代」が25.8%、40代の19.2%と続きます。

 

若いうちに起業する人が少なくありませんが、職業経験は豊富な人が多いよう。「今までの勤務企業数」を調べると、「5社以上」を経験した人が34.0%と判明。「3~4社」が27.0%で、「2社」が20.4%、1社という人が15.1%でした。中には、1社も経験せず起業したという人も3.5%いました。

 

他にも起業した人の「収入に対する満足度」は、「起業に関心はあるけど起業していない人」や「起業に関心のない人」と比べて高いことも判明。厳しい道のりではありますが、夫婦で達成したときには喜びも大きいのかもしれませんね。

 

文/内田裕子